「終活」で実際にやったこと1位は「持ち物の整理」 2位は「エンディングノートを買う」

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 「終活」という言葉を実際に知ってはいても、実際には何から始めればよいかわからない人が多いようだ。

 人生の終わりをより良いものにするための事前準備「終活」について、全国石製品協同組合がアンケート調査を実施し、その結果を1月23日に発表した。調査対象は40代から70代の男女2,206名で、調査時期は2017年11月22日から27日。

 終活について「知っている」という回答は前年比8.9ポイント増の32.3%、「聞いたことがある」が同3.4ポイント増の27.2%で認知度が上昇。「知らなかった」は同12.3ポイント減の40.5%。終活の実施状況を調べると、「終活をしている」は同0.4ポイント増の11.3%にとどまり、実施率は低いままだった。

 終活で専門家に一番相談したいことを聞くと、「エンディングノートをまとめる」が38.9%で最も多く、「自分の荷物を片付けておく」(25.6%)、「財産や相続をまとめておく」(18.1%)、「お葬式の準備をしておく」(9.4%)、「お墓の準備をしておく」(8.0%)が続いた。

 一方、株式会社鎌倉新書は「第1回ライフエンディング(終活)に関する実態調査 2017年」を実施し、その結果を2017年12月26日に発表した。調査期間は2017年11月4日から5日で、全国20歳以上の男女835名から有効回答を得た。

 人生の終わりを意識した際にしたいことを複数回答で聞くと、「持ち物整理」が60.8%で最も多く、「身近な人との楽しい思い出を作っておきたい」(41.3%)、「旅行をしておきたい」(40.0%)、「財産の整理をしたい」(28.9%)が続いた。

 では「実際に行動した・行動している」終活の内容をたずねると「持ち物の整理」が55.7%で最も多く、「エンディングノートを買う」(28.1%)、「エンディングノートを部分的でもいいから書く」(27.1%)、「財産の整理をする」(25.6%)、「生前にお墓を買う」(21.7%)、「お葬式の事前相談をする」(15.3%)が続いた。

 一方、終活をしない理由については、「終活はまだ先でよいと思ったから」(46.0%)、「具体的にどうすればいいのかわからない」(36.7%)、「行動するのが面倒だから」(16.5%)、「自分の死を考えるのが嫌だから」(16.2%)が続いた。

 終活の認知度は向上しているものの、まだ先でよいと考えていたり、何をしたらいいのか分からない人も多く、実際に行動に移している人は少数にとどまっているようだ。

サイトウ イサム[著]、加藤 秀行[著]

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