暴言で処分の前ルーマニア監督、期間が短縮されるも罰金は倍に

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ルーマニアの監督として参加した昨年の「フェドカップ」での下品な発言や不適切なおこないに対する制裁に対して不服申立をしていたイリー・ナスターゼ(ルーマニア)に対し、テニスの活動に関わる2つの処分の軽減が決定された。

国際テニス連盟(ITF)は、71歳のナスターゼに対し、2019年までの「フェドカップ」と「デビスカップ」への参加と、2021年までのテニスに関わる公式の活動を禁止する処分を下していた。

7日、独立審判所によりいずれの処分も8ヶ月軽減された。ただし、ナスターゼの支払う罰金は2倍の2万ドルとなった。

1973年の「全仏オープン」の覇者であるナスターゼは、4月に「フェドカップ」でルーマニアがイギリスと対戦した際に、当時出産を控えていたセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)の子どもの肌の色について、憶測する発言をしていた。

ナスターゼはブカレストで発表した声明で、「審判所の、私がレイシストでなく、セレナ・ウイリアムズさんの子どもに関しての発言に人種差別的な意図もなかったとの決定を歓迎する」と表明した。

彼はこれ以外にも、ある試合でジョハナ・コンタ(イギリス)と主審に向けて暴言を吐き、イギリスのアン・ケタボング監督に対しては、「性的な意味合いの不快な言葉で」言い寄っていた。

ナスターゼはさらに、「今回の経験から教訓を得たが、一方で、彼ら (国際テニス連盟) には私に下した処分が重すぎたことを理解してほしい」と付け加えた。

彼は審判所の決定に従い、今週おこなわれる「フェドカップ」のカナダとの対戦にルーマニアチームの一員として参加しない意向であることを明かした。

(C)AP(テニスデイリー編集部)

※写真は処分の軽減を受けたイリー・ナスターゼ(2016年の「全仏オープン」を観戦しているときのもの)
(AP Photo/Alastair Grant, File)