葛西紀明、アリーナ・ザギトワ【写真:Getty Images】

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年齢は1/3…フィギュアV候補ザギトワらとともに選出

 平昌五輪スキージャンプ男子ノーマルヒル予選で冬季五輪史上単独最多となる8度目の出場を果たした葛西紀明(土屋ホーム)。92年のアルベールビル大会から8大会連続で出場を続けているが、欧州メディアでは15歳の天才美少女とともに今大会注目の“3大注目選手”として日本のレジェンドの名前を挙げている。

 男子ノーマルヒルで予選通過を果たした葛西は五輪史上にその名を刻み、世界で話題を呼んでいる。イタリア地元紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」でも、この日が開会式の平昌五輪を特集している。

 なかでも、注目の三傑の1人に「KASAI」の名前を挙げている。筆頭は女子フィギュアスケートの新星、アリーナ・ザギトワ(ロシア)。昨年12月のグランプリ(GP)ファイナルで初優勝した天才美少女は「15歳にして怪物」と称賛されている。

 2人目はスノーボード男子ハーフパイプで五輪金メダル2度のショーン・ホワイト(米国)。スノーボード界のカリスマは年収10億円ともいわれ、「空飛ぶトマトと呼ばれる伝説」と紹介されている。赤毛にちなんだニックネームも有名だ。

「一番期待がかかっているのが、ノリアキ・カサイだ」

 そして、大トリで登場したのが、45歳のレジェンドだ。「一番期待がかかっているのが、スキージャンプのノリアキ・カサイだ」と紹介。ノーマルヒル予選で決勝進出したスターは、サッカーを国技とするイタリアでも、抜群の知名度を誇っている。

「大会参加者の47%以上(1391人)が、彼がアルベールビル五輪(フランス)で1992年にデビューした時、まだ生まれてもいない」とし、45歳で五輪出場を続ける凄さについて、親子ほどの年の差となるライバルと対峙することを引き合いに紹介している。

 フィギュアスケート、スノーボードの絶対的スターと並び立ち、平昌五輪の注目選手となった葛西の大飛翔に世界中も注目。今日10日は今大会最初のファイナルとなるノーマルヒル決勝が行われる。(THE ANSWER編集部)