執筆:月刊『からだにいいこと』編集 -株式会社からだにいいこと

ハイカカオなら太りにくくお通じも血圧も改善。チョコレートはもともと王や貴族の健康ドリンク。近年解明されてきたその健康効果を上手に取り入れて。

健康成分たっぷりのカカオマス含有量がポイント

2月になり、街がチョコレート色に染まってきました。
この時期は、ヘルシーで美容にも良いチョコレートがたくさんお目見えするから、ぜひ、マイチョコとして色々試してみてほしいもの。生クリームたっぷりのトリュフ類は、ご褒美用にするとして、ヘルシースナッキングにお勧めしたいのは、「ハイカカオ」の板チョコです。
ハイカカオとは、チョコレートの原材料であるカカオマスの含有量が60%以上のチョコレートのこと。カカオマスには、健康成分がたっぷり含まれています。

カカオマスの美容や健康効果とは?

カカオマスは55%が脂肪分ですが、悪玉コレステロールを低下させるオレイン酸や抗酸化作用があるステアリン酸、パルミチン酸などのヘルシーな脂肪酸を多く含んでいるのが特徴です。また、多数のポリフェノール類が含まれており、抗酸化作用に加え、動脈硬化予防、がん予防、血圧降下作用などが期待できるといいことずくめ。ポリフェノールと食物繊維の両方の作用を持つリグニンは、抗酸化作用に加え、お通じをよくする作用もあります。

脂肪分と食物繊維によって、チョコレートに含まれる糖質は吸収がゆっくりになり、血糖値が急上昇しづらいのもメリット。砂糖を含まないノンシュガータイプのものもあり、天然の甘味料であるマルチトールなどを使ったものがお勧めです。

さらに、中枢神経に作用する働きも。独特の香りと苦味成分テオブロミンには、集中力や記憶力を高める作用があり、GABAには、神経の興奮を鎮め、精神をリラックスさせ、血圧を低下させたり、学習機能や認知機能を向上させたりする作用があることがわかっています。

チョコレートは、古くからマヤ・アステカの王や中世ヨーロッパの貴族たちの健康ドリンクとして珍重されていただけあって、このように、美と健康に嬉しい成分が豊富。上手に取り入れたいものです。

原材料表示をチェックし、なるべくピュアなものを選んで

チョコレートを美と健康の味方にするなら、購入時に注意したいこともあります。
まず、裏の原材料表示。安価なものでは、カカオマスやカカオバターだけでなく、植物性油脂を含む場合があり、摂り過ぎに注意したい脂肪酸であるリノール酸が含まれています。原材料になるべくこうしたものが加えられていない、ピュアなものを選びたいものです。

また、ハイカカオチョコレートは、100gあたり80〜100mg程度のカフェインが含まれており、これはコーヒー1杯以上に相当します。摂り過ぎには注意しましょう。特に夜は眠りを妨げる可能性があるので、大量に食べるのは禁物です。そして、もちろん、脂肪分が多いので、食べ過ぎるとカロリーを摂りすぎ、ダイエットの敵になることは言うまでもありません。ハイカカオのチョコレートを2、3かけ程度、ゆっくり舐めて楽しむことを、新しい習慣にしましょう。