リヴァプール、アリソン獲得は厳しい? 約76億円の移籍金に「笑わせないでくれ」

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 リヴァプールはローマに所属するブラジル代表GKアリソンの獲得を目指しているが、移籍交渉は困難を極めそうだ。イギリスメディア『Squawka』が報じた。

 現在リヴァプールでは、ベルギー代表GKシモン・ミニョレとドイツ人GKロリス・カリウスが守護神の座を争っている。しかし、ユルゲン・クロップ監督は2人のパフォーマンスに満足しておらず、ブラジル代表正GKの獲得を今夏に目指している。

 5000万ポンド(約76億円)とも言われているアリソンの移籍金は、ローマ関係者に言わせると“安すぎる”ようだ。ローマでGKコーチを務めているロベルト・ネグリソロ氏は、同選手を「GK界のメッシ」と、バルセロナに所属するアルゼンチン代表FWリオネル・メッシになぞらえて評価した。

「彼が5000万ポンドだって? 笑わせないでくれ。それ以上の価値がある選手だ」

「みんなアリソンという選手を正しく理解していない。彼は化け物だよ。ナンバーワンGKだ。一時代を築ける才能を持っている。(イタリア代表GK)ジャンルイジ・ドンナルンマも比較にならないね。それくらい素晴らしいのさ。彼を一番初めに見たとき、(元イタリア代表GK)ディノ・ゾフを思い出したんだ」

 アリソンの優れたパフォーマンスはデータとしても表れている。同選手の1試合あたりの失点率は0.74であり、マンチェスター・Cのブラジル代表GKエデルソンよりも低い(0.75)。一方、リヴァプールに所属している両GKはどちらも、1試合に1失点以上している計算だ。

 また、シュートストップ率も高水準を記録した。スペイン代表GKダビド・デ・ヘアが1試合あたり4.41本のシュートを止めているのに対して、アリソンも3.82本のシュートを防いでいる。