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8日放送の「WBS(ワールドビジネスサテライト)」(テレビ東京系)で、残業時間が会社員にもたらす「幸福感」の実態に迫った。

番組では「60時間超で幸福に!? 残業が減らない理由」と題した特集で、人材派遣などを手掛けるパーソルホールディングスが、同日に都内で開いた説明会の様子を取り上げた。

番組VTRによると、パーソルホールディングスと東京大学が合同で、会社員6000人に調査したところ、残業が減らない理由が判明したという。

残業は、管理職への業務の「集中」、帰りづらい雰囲気の「感染」、つらいはずなのに満足感を見いだす「麻痺(まひ)」、それが部下にうつっていく「遺伝」の4つの要素があるのだとか。中でも深刻なのは自分でも気付かない「麻痺」だという。

番組では街頭インタビューを実施。そこでは「月で200(時間)とかいっていたときもあった」「仲間がいっぱいいたので、同じ境遇でやっていて(残業は)苦にならない」といった声や、「自分で『ここまでやりたい』と仕事を求めると、どうしても時間がかかってしまう」といった声が寄せられていた。

説明会で登壇した東京大学の中原淳准教授は「残業時間別の幸福度」のグラフについて、月60時間の残業時間を超えると、幸福感が急激に上がっていることを指摘した。残業が60時間を超えている人は「幸福度が高い」「就業満足度が高い」といった会社への愛着が高い特徴が見受けられるという。

中原准教授は「ランナーズハイみたいなものがあると思う」「熱心に仕事をしているので、ハイ(高揚している状態)になっている」と指摘する一方で、残業への麻痺状態が続けば「心身の健康を害する」と警鐘を鳴らしている。

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