E-1選手権で活躍した岩渕ら16名が引き続き招集された。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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 日本サッカー協会は2月9日、アルガルベカップ(2月28日〜2月7日)に向けた日本女子代表のメンバー23名を発表した。
 
 リヨンの熊谷紗希、フランクフルトの横山久美など欧州組が招集されたほか、昨年12月のE-1選手権からは、GKの池田咲紀子、阪口夢穂、岩渕真奈ら16名が引き続き名を連ねている。また昨年3月に右膝前十字靭帯損傷を負った有吉佐織(前回のアルガルベカップに向けた練習中に負傷)が約1年ぶりに復帰するなど、ベレーザからは7名が選出された。今回、初招集の選手はおらず、メンバー構成が固まってきた印象だ。
 
 日本は2月28日にオランダ戦、3月2日にアイスランド戦、3月5日にデンマーク戦を控える。会見に出席した高倉麻子監督はこのアルガルベカップに向け、「ヨーロッパの強豪国との対戦。がっぷり四つで戦える相手との戦いになる」と気を引き締めた。

 昨年12月のE-1選手権では北朝鮮に敗れて優勝を逃している。2019年のフランス・ワールドカップの出場権を賭けたアジアカップを今年の4月に控える日本女子代表は、今大会を通じてさらにスケールアップする必要があるだろう。指揮官も「E-1はチームとしても選手個々としても色々思うところもあったが、進むべき方向に進んでいる手応えを掴めた大会でもあった。今大会は細部を詰めていく作業を進める。さらに新しい発見にも期待している」と、さらなる強化に意気込んでいる。
 
 アルガルベカップに臨む日本女子代表のメンバー23名は以下の通り。※初招集はなし
 
日本女子代表メンバー
GK
1 池田咲紀子(浦和L)
18 山下杏也加(ベレーザ)
21 山根恵里奈(ベティス/スペイン)
 
DF
2 宇津木瑠美(シアトル・レイン/アメリカ)
3 鮫島 彩(INAC)
4 熊谷紗希(リヨン/フランス)
5 市瀬菜々(マイナビ仙台)
17 高木ひかり(ノジマステラ)
20 三宅史織(INAC)
22 清水梨紗(ベレーザ)
23 大矢 歩(愛媛FC)
 
MF
6 有吉佐織(ベレーザ)
7 中島依美(INAC)
10 阪口夢穂(ベレーザ)
12 猶本 光(浦和L)
14 長谷川唯(ベレーザ)
16 隅田 凛(ベレーザ)
19 増矢理花(INAC)
 
FW
8 岩渕真奈(INAC)
9 横山久美(フランクフルト/ドイツ)
11 田中美南(ベレーザ)
13 櫨まどか(マイナビ仙台)
15 菅澤優衣香(浦和L)