Twitterが創業以来、初の黒字を記録。使い勝手が「劇的に改善」との指摘もあり
Twitterが創業から12年、初の黒字を記録したことを報告しました。2017年の第4四半期の売上高は7億3200万ドル、前年同期の2%増で9100万ドルの純利益を計上したとのこと。

売上の中では、特にビデオ広告の伸びがめざましかったとされています。2017年通年の純損失も1億800万ドルで、2016年の1億6700万ドルから縮小しており、こちらも黒字化の見通しが開かれてきた格好です。今回発表された売上高は、ウォール街が予想していた6億8600万ドルを上回るもの。これを受けて、米株式市場での株価は前日終値と比べ一時約30%上昇したと報じられました。

Twitterのジャック・ドーシーCEOは、「我々は成長路線に戻り、GAPP(米国会計基準)ベースでの黒字という目標を達成し、DAU(1日あたりアクティブユーザー数)の成長率は5四半期連続で2桁台(12%)を実現しました」と語っています。

その一方で、MAU(月間アクティブユーザー数)は3億3000万人で、前期の第3四半期と比べて横ばい。さらに米国内のMAUは6900万人から6800万人へと減少しています。

もっとも、これは偽のアカウントや迷惑メール、悪意あるコンテンツを排除すべく行っている努力によると考えられ、見かけ上はユーザー数の増加を相殺している可能性があるとの指摘もあり。純粋に売上のベースとなるアクティブユーザー数は増えているのかもしれません。

BTIGアナリストのリチャード・グリーンフィールド氏は、Twitterがビデオとともに、ユーザーに最も関連性の高いツイートを提示するアルゴリズムに注力していることを指摘。こうした企業努力が人々に、プラットフォーム上でより多くの時間を過ごすように導いているとして、Twitterの品質が劇的に改善していると分析しています。

Twitterはたびたび身売り話が浮上してきたものの、買収候補として取り沙汰された各社とも次々と離れていき、最後まで買収に興味を示していたセールスフォースCEOも「われわれに必要な会社ではなかった」として手を引く一幕もありました。

そんな逆境にめげることなく、最大140文字から280文字へと文字数制限を緩和したり(ただし日本語、中国語、韓国語を除く)、画像のトリミングにニューラルネットワークを導入したりと、エンゲージメント(ツイートに対して何らかのアクションが行われること)の増加を図ってきたTwitter。その努力が報われて、ユーザーとWin-Winの関係が末永く続くことが祈られます。