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家事や育児、介護などの分担をめぐって、家族間で言い争いが増えて、いつのまにか一緒にいて心地よい存在だったはずの家族が「つかれる存在」になってしまった……そんな話を聞くことがよくあります。
どうして自分の不満が家族に伝わらないの? どうしたら「つかれない家族」になれるの? もしかしたら家族への「伝え方」を変えることで、状況は変わるのでは……?
そんなふうに「つかれる家族」と「つかれない家族」を考察するこの連載。今回は、とある国際結婚家庭を通して考える「夫婦の時間のつくりかた」の第3回です(前回記事はこちら、前々回記事はこちら)。
国際結婚をし、お互いの実家がある場所とは違ういろんな国で暮らし、6人の子どもがいる家庭では「収入」と「家事育児」の関係、そしてお互いの存在をどのように考えているのでしょうか?

稼いでいないなら、100%家事を受け持つべき?


妻は家政婦ではないのだから…


万国共通の気持ちだった!


仕事ってなんて楽しいの!!


話し合って決めてきた


パートナーなのだから


どこの国のどの家庭でも…


あなたにとって、妻(夫)とは?


「いい奥さん」「いいダンナさん」という言葉がありますが、それが意味するものが「家事育児をきっちりこなす」「よく稼ぐ」だけだったらとしたら、それは決して褒め言葉ではないよなあ、と思うことがよくあります。

もちろん家事育児をきっちりこなす能力や、おカネを稼ぐということ、それらは家庭においてとっても大切なことですが、求めたり求められたりしているのがそれだけではちょっとむなしい。

そして、そういった夫婦がおカネだけでしかつながっていない「主人」と「使用人」のような関係だと、男女としての関係は持続しにくいのではないかと思うのです。基本的には、主人と使用人はベッドは共にしないものだから。

話し合える夫婦関係でいることが大事

そう考えていくと、以前「『6人子育て中でも円満』夫婦にはコツがある」で書いた「子どもと夫婦の寝室を別にする」を実行したいのに夫婦のどちらかが強く反対する、というときは、対等な関係でなく一緒にいてつかれる夫(妻)とふたりで寝たりスキンシップをとるよりは、多少睡眠不足になってもかわいい子どもと寝たほうがマシ!!と思われているという場合もあるのかもしれません(実際、そういう家庭をいっぱい知っているよ……)。

とはいえ、実際に夫婦の両方が家事育児をするには、前回の記事のコメントでも多く寄せられたように、日本の場合はどうしても長時間労働や育児休暇の少ない社会システムがネックになります(うちの場合、夫がまさにその長時間労働しまくっているタイプで、それでずっと苦労してきてこの連載が生まれたようなものなので、その状況は痛いほどに知っていまして……涙)。

ただ、これまでもこの連載で描いてきましたが、実際に分担をするまでに至らなかったとしても、まずは夫婦でその家庭の問題について話し合うこと、そして話し合える夫婦関係でいることは本当に大事。だからこそ、余計に今回の取材にはとても考えさせられたのでした。

というわけで、今回のまとめ。

夫婦ふたりだけの時間がギクシャクしていることにつかれる。

普段から夫婦として対等なパートナー関係にあるかを見つめ直してみる。

さて、皆さんの家庭の「夫婦ふたりの時間をつくるための工夫」「夫婦の男女としての関係を持続させるコツ」があれば、ぜひコメント欄で教えてください〜!