運用プランで決めるなら、この投資ロボットアドバイザーが有利

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 世界の金融の最先端とされる米ウォール街では、すでにAI(人工知能)がトレーダーやアナリストの職を奪い始めている。人間と違って機械は余計な感情や思い込みと無縁で、常に客観的で合理的な判断を下す。

 そんなAIによる運用や分析が、急速に普及し始めているのだ。日本でも最先端のAIとまではいかなくても、高度なアルゴリズムを用いたポートフォリオ(運用資産の組み合わせ)の提案がすでに行われている。それがロボットアドバイザーだ。

 今回は運用プランについて、大手ロボアドの傾向と対策を分析する。

◆231通りもの提案を用意しているサービスも!

 一口にロボットアドバイザーと言っても、提案されるポートフォリオの中身はサービスごとにかなりの違いがあるようだ。まずは助言型から分析したい。

 楽天証券の「ロボのぶくん」は取り扱っている2400本以上の投信から選び出した5本の組み合わせを提案。カブドットコム証券の「FUND ME」も取り扱う投信から抽出した数パターンのポートフォリオを提案している。ファイナンシャルリサーチの深野康彦氏の注目は松井証券だ。

「松井証券の投信工房は国内や先進国、新興国の株式および債券、国内外のリート(不動産投資信託)、コモディティ(商品市場)を運用対象とする投信を組み合わせたポートフォリオでなかなかの内容です」

 続いて投資一任型はどうか。

 ウェルスナビは投資家のリスク許容度に応じて、6、7銘柄の海外ETFを組み合わせた5通りのポートフォリオを提案するというシンプルな設計。また、「マネラップ(MSV LIFE)」は質問への回答に基づいて、8種類の「MSV内外ETF資産配分ファンド(A〜Hコース)」のいずれかを推奨している。

「いずれの投信も国内外のETFを主要な投資対象としていますが、楽天証券が提供する『楽ラップ』はETFではなく、インデックスファンドの組み合わせを提案。一般的にETFのほうが低コストと言われますが、こちらは低料率のインデックスファンドを厳選しています」(深野氏)

 そんななか、注目はTHEO。運用資産の組み合わせに応じて約40種類の海外ETFから231通りものポートフォリオを用意している。まずはポートフォリオの選択肢を増やしたいなら、こちらがオススメだ。

【深野康彦氏】
ファイナンシャルリサーチ。クレジット会社、会社勤務を経て’96年に独立し、’06年1月にファイナンシャルリサーチ設立。新聞やマネー誌、テレビ・ラジオなどにも多数登場する

取材・文/大西洋平

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