ウェブサービスなどにログインする際に表示される「文字入力テスト」や「画像選択テスト」はCAPTCHAと呼ばれており、これは人間とロボット(コンピューター)を識別するために使用されています。2017年1月にはCAPTCHA認証を突破するロボットが話題になりましたが、今度は人間「だけ」を弾くCAPTCHAテストが登場して話題となっています。

'Humans Not Invited' Is a CAPTCHA Test That Welcomes Bots, Filters Out Humans - Motherboard

https://motherboard.vice.com/en_us/article/gy8g8b/humans-not-invited-is-a-captcha-test-for-robots

「ロボットを弾いて人間だけを認証できる」通常のCAPTCHAとは正反対の、「人間を弾いてロボットだけが認証できる」CAPTCHAが「Humans Not Invited(人間は招かれていない)」です。Googleなどで使用されている画像選択系のCAPTCHAで、画面上には「四角のスピーカーを選んで下さい」などと書かれているのですが、並んでいる画像はすべてぼかしのかかったもので人間の目から見るとそれぞれの画像を区別することはまず不可能。

Humans Not Invited

http://www.humansnotinvited.com/



勘でいくつかの画像を選択してみると、「オマエ、ニンゲン。マネカレザルキャク」と思いっきり拒絶されてしまいます。

「人間を弾いてロボットだけが認証できる」CAPTCHAに挑戦するとこんな感じ - YouTube

「Humans Not Invited」で表示されるのは一見ただのぼかし画像ですが、製作者のdamjanskiさんによると、特定のプログラムを持つボットは画像上のちょっとしたピクセルを見るだけでどれが正しい画像なのか判断できるそうです。

メールでdamjanskiさんに話を聞いたという海外メディアのMotherboardによると、「人間にはぼやけて見える画像もアルゴリズムを介せば鮮明に見えるようになり、CAPTCHAとして利用可能です。例えばCAPTCHAが『四角いイウォークを選べ』と指示してきて、画面上にはぼやけたイウォークの画像が並んでいるとします。画像名を変更するプログラムを使っているので、人間は画像のファイル名から判断しようとしても無駄です」と語ったそうです。

なぜdamjanskiさんが人間に突破できないように「Humans Not Invited」を改良しているのかというと、Hacker News上で「Humans Not Invited」の存在を公表してから多くのインターネットユーザーが「Humans Not Invited」を突破するためのボットを作成しているからです。

damjanskiさんによると、これまで30以上のボットが「Humans Not Invited」を突破したそうで、認証をクリアすると「ようこそ!あなたは人間ではありません」と表示されるそうです。

なお、Motherboardの記者も「Humans Not Invited」に挑戦したものの結局突破することはできなかったそうですが、海外掲示板のreddit上では何人かがボットなしで突破することに成功したと報告しています。

a CAPTCHA that filters out humans and only lets programs pass : programming

https://www.reddit.com/r/programming/comments/7vfiem/a_captcha_that_filters_out_humans_and_only_lets/