玄米がカラダにいいのは何となく分かるのだけど、どうしてカラダにいいか、はっきり説明できない人が多いよう。あるいは体に良いと聞いて食べてみたのに、なんとなく続かなかったという人も少なくありません。ここでは玄米のメリット、デメリット、合う人と合わない人の違いについて調べています。

玄米のメリットは優れた栄養価

米の粒は胚芽、表皮、胚乳の3つの部分から構成されています。玄米はその3つの部分がそのまま残った状態のものを指します。そこから精製することで表皮と胚芽を取り除いたものが白米になります。つまり胚乳の部分が白米ということです。胚乳の部分はデンプン質、つまり糖質が多くビタミンやミネラルは少ないと言えます。

玄米は胚芽や表皮が残っていますのでビタミンやミネラルなどの他に食物繊維や抗酸化物質が多く含まれているのです。それらの栄養素や健康に役立つ物質は現代人には不足しがちなもので、食物繊維の不足を補い、ミネラルやビタミンの不足を補い、血糖値のコントロール、ダイエット管理のし易さなどに大変優れているものなのです。そのようなことからスーパーフードと呼ばれたりするのです。

玄米のデメリットと考えられていることとその対策

玄米には自らの乾燥を防ぐはたらきとしてアブシジン酸を分泌します。この物質を摂取した場合に細胞の中のミトコンドリアに悪い影響を与えるという説があります。逆に植物性のホルモンでもあるので動物には影響を与えないとする説もあります。そのような点が気になる方は玄米を炊く前に半日から1日水に浸しておくことによってアブシジン酸は活性化しないとされています。

玄米に含まれるフィチン酸によって体内のミネラルが排出されてしまいミネラル不足になるとする説があります。しかしこれは現在、根拠に乏しいとされています。玄米に含まれるのは元々フィチン酸とミネラルが結合したフィチンなので、フィチン酸自体が単独ではたらくとは考えづらくミネラルを必要以上に排泄してしまうということはないとするのが有力な考えとなっています。一方でこのフィチンによる解毒作用が健康を維持するのに役立つという説もあるのです。

玄米は消化するのに時間が掛かります。それは表皮部分が取り除かれずに含まれているからです。玄米はよく噛んで食べるのがいいと言われていますが、噛む力の衰えた高齢者の方や幼児は消化不良を起こす可能性もあります。ですから胃腸の弱い方や高齢者、幼児は控えた方がいい場合もあります。工夫としては5ぶづきや7ぶづきの玄米を摂る様にするといいかもしれません。

玄米を食べて合わないと感じる人は、どうやら玄米を食べて便秘になった、胃が重くなったという体感がある人のようです。これは個人の体質による違いもあるので、自分に合うか合わないかは1週間以上食べてみないと判断しにくいですね。玄米生活を始めたいと思った人は、まずは試してしばらく様子を見ること。時々取り入れたいという人は、咀嚼をしっかりしたり、柔らかく炊く工夫をするなどして、白米との違いを味わってみてくださいね。


writer:Masami