三菱電機は悪天候でも安全な自動走行を完成車メーカーに提案する

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 三菱電機は7日、準天頂衛星「みちびき」からの信号を利用し、雪道の高速道路で自動走行する技術を初めて実証した。雪の影響で車載カメラが道路の白線を認識できなくても、衛星が車側に送る高精度な測位情報と3次元(3D)地図の情報で自動走行できることを確認した。悪天候下で安全な自動走行を実現する技術として完成車メーカーに提案し、2020年以降の実用化を目指す。

 北海道の道央自動車道で実証実験した。車に搭載した専用端末が衛星からの信号を受信し、自車位置を高精度に割り出す。その情報と地図情報を組み合わせて、車が走行すべきルートを算出する。雪で白線が隠れて見えづらくなった道でもスムーズに自動走行できることを確認した。全く白線が見えなくても走行可能という。

 三菱電機は今春から運用が始まるみちびきを手がけており、衛星を使った高度な測位技術や地図作成技術に強みがある。

 カメラやセンサーで道路の白線や周辺情報を活用する自律型の走行技術とインフラ型の走行技術を併用する自動運転システムを提案。安全な自動運転車の実現を後押しする。