企業倒産が低水準に推移する一方で、中小企業を中心に人手不足が深刻化している。「人手不足」関連倒産は、現状は「後継者難」型が中心で推移しているが、人手不足感が解消されない中で「求人難」型が、2017年は前年より2倍増(前年比105.8%増)で推移し、動向が注目される。


2018年1月は31件発生

 2018年1月の「人手不足」関連倒産は31件(前年同月33件)で、2カ月連続で前年同月を下回った。内訳は、代表者や幹部役員の死亡、病気入院、引退などによる「後継者難」型が29件(前年同月25件)、人手確保が困難で事業継続に支障が生じた「求人難」型が1件(同6件)、中核社員の独立、転職などの退職から事業継続に支障が生じた「従業員退職」型がゼロ(同2件)、賃金等の人件費のコストアップから収益が悪化した「人件費高騰」型が1件(同ゼロ)だった。

1月の産業別、サービス業他が最多

 1月の産業別では、最多はサービス業他の8件(前年同月11件)だった。次いで、建設業7件(同9件)、卸売業7件(同4件)、製造業4件(同4件)と続く。