2018年1月の外国為替市況は、年明けは1ドル=112円台で推移していたが、10日頃からドル安・円高傾向に振れ出し、24日には約4カ月ぶりに1ドル=109円台を付けた。
 さらに米国財務長官のドル安容認発言や日銀総裁の発言をきっかけに、日銀が金融緩和の縮小に向かうのではとの思惑の広がりを受けて、月末のドル円相場は、1ドル=108円付近の円高・ドル安水準になった。
 こうしたなか、企業倒産は依然として沈静化が続き、1月の「円安」関連倒産は速報値で2件(前年同月ゼロ)。また、「円高」関連倒産が過去の円高時の急激な為替変動を原因とする1件(同ゼロ)だった。
 ただし、年明け以降のドル円相場は、一部投資家による日銀の金融緩和の縮小を先取りしようとする思惑に振り回されているとの指摘があるように流動的であるため、今後の為替相場の動きには注意を怠れない。