画像提供:マイナビニュース

写真拡大

ソフトバンクグループは7日、国内通信事業を担う子会社のソフトバンクが株式上場の準備を開始したと発表した。ソフトバンクが上場を果たせば親子上場となるが、どんな目的があるのか。

○親子上場の目的は?

ソフトバンク上場は、親会社のソフトバンクグループ(SBG)との役割分担を明確にし、投資家に対して投資家ニーズに対応することを目的とする。

現在、SBGのもとには、国内通信事業、スプリント事業、ヤフー事業、アーム事業、投資事業としてのソフトバンク・ビジョン・ファンドなどの事業が存在している。

ソフトバンクの上場はより一層の自律的な経営の実現を見込んだもので、SBGもソフトバンク・ビジョン・ファンドを中心とした投資事業により、今よりも一層、世界を俯瞰した事業展開を模索できるようになる。

孫正義氏は「SBGが戦略的持株会社ならば、オペレーティングカンパニーは独立していたほうがいい。だから上場準備に入る」と述べており、SBGは世界を俯瞰しながらの戦略的持株会社となり、ソフトバンクは国内通信事業を担う会社という位置づけだ。

わかりやすくいえば、「海外」「国内」という2つのキーワードに集約され、投資家の立場から見ても、"ソフトバンク系の事業"において、「国内」「海外」どちらに投資するかを選べるようになるというわけだ。親子の関係においても、ソフトバンクの配当政策を考慮することで、SBGの収益につなげていきたいという。

ちなみに、上場後のソフトバンクは、孫正義氏が会長、宮内謙氏が社長に就任することを想定。今と変わらない経営体制となるようだ。ソフトバンク上場で得た資金は、ソフトバンクの財務基盤の強化と成長戦略に費やしていくという。

なぜ上場するのか、という問いに対して、自立的な経営と投資ニーズへの対応がシンプルな答えとなるだろう。