前場の日経平均は続伸、一時260円近く上昇 急速に上げ幅縮める

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[東京 8日 ロイター] - 前場の東京株式市場で、日経平均株価は前営業日比55円57銭高の2万1700円94銭となり、続伸した。前日比で一時260円近く上昇したが、ボラティリティ―の高まりに対する警戒感は根強く、戻り売りに押され上げ幅を縮小した。TOPIXは前日比0.38%高で午前の取引を終了した。

午前中の東証1部売買代金は1兆5739億円だった。セクター別ではゴム製品、輸送用機器が上昇率上位にランクイン。その他製品、非鉄金属、海運の下げが目立った。

米国市場でVIX指数<.VIX>は6日に一時50を突破するなど急上昇した。翌7日は一時21.17まで低下したが、その後27.73まで戻している。米ダウ<.DJI>は高値圏を維持できず、大引け直前に下げ転換。日経平均先物が夜間取引で底堅い動きとなったことを支えに、日本株は買いが先行したものの、外部環境への警戒感は継続し、次第に売りに押された。前日終値近辺まで下押す場面があったが、プラス圏は維持した。

市場では「米VIX指数自体はかなりいいところまで拡大した。大地震の後、余震が続いている感じだ。徐々に相場も落ち着きを取戻しつつあるようにもみえる」(SBI証券・投資調査部長の鈴木英之氏)との声も聞かれた。

東証1部の騰落数は、値上がり1376銘柄に対し、値下がりが592銘柄、変わらずが96銘柄だった。