【ヒット確実な新製品の「試してわかった」をレポート】

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アレクサ、重低音を強化して! オンキヨーから登場した、Amazon Alexa搭載のスマートスピーカー



スマートスピーカーの先駆けとなったAmazon Alexaだが、日本市場にはAmazon謹製の「Echo」シリーズのほか、選択肢はさほどなかった。特にスピーカーとしての音質性能を求めるとなると厳しい状態が続いていたが、ついにオーディオ専業メーカーが乗り出してきた。それが、現在先行販売中の『Smart Speaker P3』だ。なだらかな楕円形のエンクロージャーにはフルレンジドライバー&パッシブラジエーターを搭載。自然でボリューミーな重低音を楽しませてくれる。



オンキヨー

Smart Speaker P3 (VC-PX30)

実勢価格:3万2184円

【SPEC】

サイズ:W166.7×H201.5×D106mm

質量:1.6kg

スピーカー:64mmプレス加工、パルプコーン振動板×2

パッシブラジエーター:105×59mm振動版×2

周波数特性:28Hz〜20kHz

入出力端子:アナログAUX IN端子(1)、アナログAUX OUT端子(1)

電源:AC100〜240V・50/60Hz

消費電力:7W / 0.35W(待機時) / 6.5W(無音時)

オーディオメーカーならではの、スマートスピーカーとは?



音響機器のサウンドはフラットな鳴りのものがいいという説もあるが、それはただしく調律したリスニングルームがあってこそ。リビングやベッドルーム、ダイニングに置いて、BGM再生用に使うものであれば、低域の量感が多いスピーカーをおすすめしたい。ボリュームを大きく上げなくてもリッチなサウンドで、音楽を聴いたときの満足度が高まるからだ。

その点、オンキヨーからリリースされた『Smart Speaker P3』のサウンドは好ましい。『Amazon Echo』の各モデルと比べると堂々としたボディだが、それもそのはず。剛性感の高いエンクロージャーの内部には2機の64丱侫襯譽鵐献罐縫奪箸砲わえ、大口径なパッシブラジエーターも2機ビルトイン。重低音再生に向いた構成となっている。

ロックを再生すると、ドラム&ベースがドンっ!と前のめりに飛び出してくる。密度が濃く、重層的な低域がリズムセクションをしっかりと支えている。ボリュームを上げていくと、本体を置いているテーブルが揺るぎはじめるほどのパワーがあり、リビングのメインスピーカーとして使ってもいいのでは、と思えてくる。

鮮やかなメロディラインにも注目したい。ボリューミーな低域に隠れることなく、ボーカルは確固とした存在感をアピールしてくる。高域はおとなしめに聞こえるが、これはいわゆるラウンジトーン。BGM用途として考えると好ましい。耳なじみがいいし、ダイニングなどで家族との会話を阻害するものではないからだ。

プリセットボタンなど、音声コントロール以外のコントローラ部も充実している。好みのサービスやプレイリストが決まっているのであれば、1プッシュで音楽再生がはじまるボタンの存在はありがたい。音響機器専業メーカーがスマートスピーカーを作ると音楽リスニングに適したハードウェアに仕上がる、ということがよくわかるモデルだ。

デュアルパッシブラジエーター搭載で迫力のある重低音に





天気やニュースを教えてくれるし、ピカチュウと会話だってできる



プリセットボタンひとつで、自分だけのプレイリストを流そう



DTS Play-Fiで無線接続、さらにオーディオ機器との有線接続も可能





※『デジモノステーション』2018年3月号より抜粋。

関連サイト



Smart Speaker P3 (VC-PX30)

text武者良太

photo下城英悟(GREEN HOUSE)