執筆:月刊『からだにいいこと』編集 -株式会社からだにいいこと

慢性的なこりに効果! かかとを治せばこらない正しい姿勢に。肩こりの根本的な原因は、加齢でおこるかかとのズレかも。そのズレを矯正するセルフテクニックを紹介。

歩き方のクセや歪みで、かかとが外側にねじれ肩こりの原因に

もんだり温めたりして、一時はよくなっても、すぐに痛みが出てくる肩こり。悩んでいる人は多いのではないでしょうか。姿勢の悪さや運動不足、目の使い過ぎもその原因ですが、整体師の中村守さんによると、なんと、肩から離れた“かかと”が肩こりを引き起こすことも少なくないのだそう。

かかとは漢字で、足に重い(=踵)と書きます。骨や筋肉など体のすべてを常に支える、最も“重要”な部位。まさに、体の“土台”なのです。ふだんあまり意識しないかかとですが、実はその“土台”に年々ズレが生じ、体が悲鳴をあげるのです。かかとの骨は、でこぼこ道でもバランスをとって歩けるように丸い形。一方で、歩き方のクセや歪みなどで、外側にねじれが出てきます。これが骨盤の後傾や猫背、O脚につながり、肩こりにもつながるというのです。

そこで、毎日体を支えてがんばるかかとを矯正して、肩こりを改善するのが「かかとユラユラ」。矯正と言ってもかかとの骨は小さいので、ほんの少し動かすだけで十分。肩こりの人は外側重心になりがちなので、かかとの内側を意識して立つだけでもラクになります。

1分「かかとユラユラ」のやり方

座って行う、かかとの矯正テクニック。体の土台を元どおりにします。1日1回でOKです。

1、イスに座りかかとの内側に力を入れる

イスに浅く座り、ひざの真下にかかとがくるようにする。かかとの内側にグッと力を入れたら、腕を「前ならえ」のようにのばす。骨盤を立たせて、正しい姿勢をキープして。

2、ひざを伸ばしてつま先を上下に動かす

「前ならえ」にした腕を下ろし、右ひざをのばす(痛い人はできるところまで)。かかとの内側を床につけたまま、つま先を上下に1cm程度、軽く10回揺らす。足を入れ替え、同様に。左右3セットずつくり返す。

ほかにも、日中や睡眠中にできるかかと矯正テクも。日中、立っているときや座っているときは、かかとの内側に力を入れるようにしましょう。それだけで、かかとと骨盤や背骨が連動して、正しい姿勢になり、肩こりが軽減します。また、寝るときは、足首とひざをスカーフやネクタイで結んでかかとをくっつけた状態で寝るとよいでしょう。寝ている間に姿勢矯正ができ、翌朝、肩こりや疲れがすっきりします。