ジェニファー・ローレンス、腐敗した政治体制とトランプを批判

写真拡大

米チュレーン大学での政治サミットで、女優ジェニファー・ローレンスは前アメリカ連邦選挙委員会会長トレバー・ポッターを相手に政治腐敗で冗談を飛ばし、トランプ大統領を批判した。「今こそイデオロギーを超えて、政党を超えて、皆が力を合わせる時」。

2日と3日、ジェニファー・ローレンスは、ルイジアナ州ニューオリンズにあるチュレーン大学で初めて開催された政治サミットで、政治家の汚職を非難し、二大政党主義こそがアメリカ国民が進むべき道と語った。

2日、オスカー女優のローレンスは、前アメリカ連邦選挙委員会会長トレバー・ポッターと壇上に上がり、いつものように華やかな魅力を振りまきながら、自身のような”ハリウッドのエリート”がどうすれば世間の変化を加速できるのかなど、皮肉と冗談交じりの質問を言い放った。

「候補者や政治活動委員会がルールを破ったら、罰は何でしょうか? 膨大な罰金とか?」と、イベントの途中でローレンスが尋ねた。それに対してポッターは、連邦選挙委員会はこれまで一度もその件について考えたことがないと答えた。理由は「そういう事例が発生したのを一度も見ていないから」。

これを聞いたローレンスは、わざとらしい演技でうろたえる振りをして叫んだ。「えっ、一度も見ていない? 委員会の方々は目が見えないに違いないですね。これは困ったわ」。

翌3日の夕方、映画『レッド・スパロー』の主演女優ローレンスはUnrigged Live(※「八百長じゃないライブ」の意味)と銘打ったライブ・イベントのホストとして再登場した。このイベントでは、プリザベーション・オール・スターズやハニーハニーによる音楽のライブ演奏、スタンドアップ・コメディアンのティグ・ノタロ、ニッキー・グラサー、アダム・イェンサーによるコメディ、リチャード・ペイター教授、非営利団体Our Revolution会長ニナ・ターナー、宇宙飛行士ロナルド・ガラン、活動家デズモンド・ミードなどによる短いスピーチが行われた。

また、このイベントではローレンスも、賄賂の授受などの政治汚職をなくすためには皆の協力が不可欠なこと、自身が会員でもある非営利組織Represent.Usの活動目的を語り、観衆の心を打つスピーチを述べた。

「私たちの税金で運営されているこの国の政府は、私たちのために仕事をすべきだと誰もが信じています」と言ってローレンスは続けた。「今日ここに私たちは州を超え、政治信念の壁を超えて、アメリカ全土から集まりました。今、ここにいる理由は人それぞれでしょう。ここでは私がここにいる理由を話したいと思います。私の家族に50年振りに誕生した女の子が私でした。私には人が羨むほど優しくて誠実な兄弟が2人います。私たち3人が子供の頃は何かにつけてケンカしていました。あの頃の3人は全く違う性格でした。今でも政治的な信念や精神的な信念が全く異なります。しかし、それでもなお、お互いを愛し、応援し合うことを一度たりとも止めたことはありません」

ローレンスは続けた。「そんな私の家族こそ、私たちが敵味方に別れていがみ合う必要などないことの良い例です。私の家族と同じことが今この国で起きています。そして、今こそイデオロギーを超えて、政党を超えて、皆が力を合わせる時なのです。皆が一致団結して、壊れかけている私たちの民主主義を直しましょう。この国の政治がどんな形になろうと、突き詰めると、国民を騙すような政府とその運営体制を維持するために、アメリカ国民が税金を支払う義務はないのですから」

12月にトークショーのベテラン・ホストであるオプラ・ウィンフリーに「現大統領と会うつもりはある?」と質問されたとき、ローレンスはトランプに対して強烈な言葉を浴びせている。

「会うと思うわ。かなり良いスピーチも準備しているの。そして、このスピーチはマティーニを相手の顔にぶっかけて終了する予定よ」と答えて続けた。「私、みんなに代わって言いたいことがあるの。ニュースで(トランプ劇場の)登場人物たちを目にするけど、ホント、「ちょっと待ってよ」って感じ。ええ、そうよ。私、この瞬間をずっと待っていたの。ヒントをあげるわね。これって品が良くないし、みんなが私の口から聞きたい言葉じゃないと思うわよ」