「あの鬱憤」や「その問題」をサクッと解決する方法

 今回は、知っているとイイかもしれないライフハックな感じの小技をご紹介。3つあります。どれも筆者が実際に使い、非常に効果的だと感じられたものです。具体的には、「クセが付いたUSBケーブルをまっすぐにする方法」「粘着テープをガッチリ貼り付けたり、シールの剥がし跡をスッキリ除去する方法」「樹脂製品の謎の汚れを除去する方法」です。

左は小さく巻かれたUSBケーブルを解いた状態。ハードウェア付属USBケーブルにアリガチな状態です。でも、身近なあるモノを使えば、手間もお金もかけずに右の状態にできます。グネグネのケーブルがまっすぐに♪

左は、もともと明るいグレーのマウスですが、樹脂に起こる「ピンキング」という変色現象が発現した状態だと思われます。iPhoneの白いケーブルがピンク色に変色することがあるそうですが、それと同じ現象のようです。これもまた、お金も手間もかけずに右写真のように「変色を大幅に軽減する」ことができます。

 てなわけで以降、3つの小技をご紹介。既にご存知でしたらゴメンナサイ!

手間1分、あとは待つだけ! グニャグニャUSBケーブルがまっすぐに♪

 まず、多くの方が「イラッ」としているのではと思われる、ハードウェア同梱のグニャグニャUSBケーブル問題。クセがないまっすぐなケーブルが付属しているとイイ気分ですが、小さく折り畳まれた「巻きグセ付きUSBケーブル」が付属していたりすると……「製品はイイけどケーブルがキタナイ!」と残念な気持ちになります。

 筆者は、製品付属のグネグネでクセ付き放題のUSBケーブルをまっすぐにする方法をアレコレ試してきました。あるときは熱湯に浸けてみたり、あるときはドライヤーやヒートガンで熱しつつクセを取ったり。ピーンと張るように吊って、重りを付けて放置したりもしました。熱する方法はまずまず効果があるんですが、けっこう手間がかかりますし、手がアチチ! みたいな面倒も。

 そんななか試して「コレはイケる!」と思ったのが「筒状のものに巻き付けて放置する」という方法です。非常に簡単な方法なので、以下に写真でご紹介します。

ある製品に付属していたUSBケーブル。小さく巻かれていて、解いてもかなりクセが付いています。手でしごいたりすれば少しは巻きグセが取れますが、まっすぐキレイにとまでは行きません。

そこで、このクセ付きUSBケーブルを筒状のものに巻き付けます。コネクタ片側に輪ゴムを留めて、断面が円のボトルなどに巻き付けて固定するだけ。なるべくしっかり、強めに、ケーブルが伸びるように巻き付けます。巻き付け作業は1分くらいでしょうか?

輪ゴムを使ったのは、こんなふうにケーブルを留めるため。輪ゴムは、Amazonで買い物したときに商品を束ねている長めのアレが便利です。輪ゴムでなくとも、テープなどで留めてもOK。ケーブルが留まればなんでもいいです。巻き付けたら、あとは放置。筆者の場合、日なたに放置するとより効果的だと感じています。

真冬の午後2時頃に室内の日なたに置き、午後4時ころまで放置したのがこの状態。解いてみると……おっ!

ケーブルにあった折れ曲がりがほとんど無くなっています。

ケーブルを軽く指でしごいて伸ばすとこの状態に。これなら気分良く使えますネ!

 ちなみに、上の写真のケーブルでは「放置時間2時間」ですが、ケーブルによってこの放置時間はまちまち……だと思います。筆者の場合はいつも半日から一晩くらい放置していますが、写真を撮るにあたって2時間放置でもイケるのを発見してちょっと驚いています。また、この方法でこれまで何本もUSBケーブルのクセ取りをしてきましたが、クセが取れなかったケーブルは1本もありません。

 しかしまあラクな方法です。筒状のものに巻いて固定して放置するだけ。待ち時間はかかりますが、手間もお金もかかりませんので、グネグネUSBケーブルにイライラしている方はぜひお試しください♪

ミツワのソルベントで「しっかり貼る」「すっきり剥がす」

 続いて、方法というよりは製品の使いこなしって感じですが、福岡工業のミツワブランド「ソルベント」(公式ページ)や「シール剥がし」(公式ページ)の活用です。同社の「ペーパーセメント」は、紙用の貼り剥がし可能な接着剤で、紙の版下づくりやデザインワークなどによく使われていますが、その接着剤を薄めたり剥がしたりするのに使われるのが「ソルベント」。有機溶剤で、どちらもだ〜いたい同様の使用感です(同じ溶剤かもしれません)。

福岡工業の「ソルベント」。缶入りで各容量が売られています。これを専用ディスペンサーに入れて使います。

こちらはシール剥がし各種。ハケで塗るタイプやスプレータイプがあります。

 これらを使うと、まず「接着面の脱脂」が容易に行えます。たとえば、スチール面やタイル面などツルリとした面に粘着式のフックなどを取り付ける場合。「貼ってみたけど、予想より粘着力が弱くて、すぐ取れちゃった」みたいなコトってありませんか? 多くのケースでその原因は「接着面の脱脂不足」だったりします。貼る面に油分などが残っていて、本来の接着力が発揮されていないというわけです。

 そこで上記製品を接着面に塗布して拭き取り、油分などをしっかり取り除きます。そうして貼ると、かな〜り強靱な接着力が発揮されると思います。「えっこのフックってこんなに強力にくっつくの?」みたいなことにも。

 まあ、脱脂できればこの製品でなくても何でもOKです。洗えるものなら洗剤で十分水洗いするとか、無水エタノールと脱脂綿で拭くとか、いろいろな方法があります。でもこの製品の場合、とにかく脱脂力が強く、乾くのも速い。ので、非常に手早く脱脂できるんです。筆者は両面テープの類でナニカをドコカに固定的に貼り付けたい場合、必ずこれらの製品で脱脂。「んもぉ〜貼ったのに取れちゃった」という問題はほぼ起きていません。

 もうひとつ、シール剥がし。「ソルベント」も「シール剥がし」もシールを剥がすための溶液として使えますが、シールを剥がしたあとに残ってしまった接着剤除去にも使えます。「買ったモノはキレイだったけど、そこに貼ってあるラベルが凶悪で、剥がしたら接着剤が汚く残った」みたいなときの対処。残った接着剤に塗布して一呼吸置いて、ティッシュやキッチンペーパーなどで拭き取るだけです(必要に応じて何度か繰り返します)。

 ちなみに「ソルベント」と「シール剥がし」は、非常に近い成分もしくは同じ成分だと感じられます。使用感もニオイも効果も酷似しています。また、市販のほかの「シール剥がしの類」の多くは、どうも油脂が含まれているようで、シールは剥がせますが、前述の脱脂には不向きのようです。それもあって、筆者は福岡工業の「ソルベント」と「シール剥がし」を使っています。

 なお、これら製品で剥がせるのは天然ゴム系の接着剤だけだそうです。特殊な接着剤やでんぷん系の糊は剥がせないとのこと。

白い樹脂がピンクや黄色に変色! 「ピンキング」を戻す方法

 樹脂がピンクや黄色に変色する「ピンキング」という現象があるそうです。詳しくは「ピンキング 樹脂」などのキーワードで検索していただければと思いますが、筆者のマウスがまさにその現象に「襲われて」しまいました。ロジクールの「MX MASTER 2S」(レビュー記事)という最新の高性能マウス。値段が1万円以上する高級品です。

ロジクールの「MX MASTER 2S」。グレイというカラーですが、白に近い明るい色です。2017年の10月頃に購入し、しばらく使った状態。キレイな色のマウスですよね。

購入後2カ月くらい経過した状態。指が当たる部分がくすんだ黄色のような色に変色しています。手は清潔にして使っていたのですが!? 謎の汚れ方です。砂消しで強く擦って樹脂表面を剥がすようにすれば消えますが、また短期間で復活する汚れです。

さらに1カ月半程度使った状態。今度はピンク色の汚れが付着してしまいました。これも砂消しで擦れば落ちますが、すぐに復活します。アルコールなどで拭いても落ちますが、やはりすぐ復活する奇妙な汚れです。

 最初にくすんだ黄色(薄茶色?)のような汚れが付き、さらにピンク色の汚れまで付いてしまいました。「手の汚れが付いて、さらにピンクのカビが発生したんだろう」と結論づけ、アッタマ来るからこのマウス捨てようかと思いましたが、いやいやいやいや、こんな汚れは初めて見るし、カビが生えるような環境でもないし……というわけでアレコレ調べました。

 結果、どうやらこれは前述の「ピンキング」という現象で、「汚れが付いた」のではなく「変色した」のだろう、と。さらに調べると「ピンキングの変色はある程度まで回復させることが可能」ということがわかりました。その方法は、光に当てるというもの。太陽光を当てたら効果があったという例もありましたので、早速試してみました。

 その結果を写真で見てみましょう。写真は、左が光に当てる前、右が当てた後です。

冬の晴れた日に、室内で日の当たる窓際にマウスを置きました。午前9時半頃から夕方の4時頃まで放置しましたが、「えーっ!」と声が出るほど色がなくなっていました。

写真ではわかりにくいですが、最初に生じた「くすんだ黄色のような色」もかなり薄くなっています。筆者のマウスはピンキングにヤラレていたというわけです。

 ピンキングは、どうやら同じ環境下では再発するようです。じつは上のようにマウスが変色から回復した翌日、また少しピンク色や黄色が出ていました。ですが、再度直射日光に当てたら、短時間でそれらの変色が軽減されました。環境を変えない限りずっと続いちゃう変色現象のようです。

 でもまあ、半日間太陽光を浴びさせるだけで、あ〜んなに頑固かつ謎だった色が、かなりスッキリとなくなるとは驚きました。もし身近に「なんか黄色(やピンク)の汚れが付いた?」というような樹脂製品があったら、試しに日光浴させてみるといいかもしれません。