アニメ『けものフレンズ』で使用された絵を新作アプリに流用した疑いが浮上した問題で、同作を手掛ける制作会社ヤオヨロズ取締役・福原慶匡氏が自身のTwitterで2月3日に言及。ネットではたつき監督降板騒動など相次ぐ問題から呆れる声が聞こえている。

問題視されたのは、2日に放送されたライブ放送『けものフレンズ げーむぎゃらりー#6』で紹介された新作ゲームだ。“初出し情報”として、スマホ向けゲーム『けものフレンズぱずるごっこ』が2月中に配信予定であることが告知された。ゲームパブリッシング事業などを展開するファンプルストリームが手掛ける『けものフレンズ』公式初のパズルゲームで、日本はもとより韓国、中国、台湾、アメリカなど世界配信が決定しているという。

アプリではアニメで使用された音楽がBGMとして使用され、ステージ別にフレンズたちが登場する。加えて、ストーリーもアニメ版に準じる形で、冒険をより楽しくするために主人公かばん考案の遊びが「ぱずるごっこ」という設定だ。ゲーム画面も公開された。

ネットではこのゲーム画面内で使用されていた画像について、「ほぼ一期アニメ絵」「たつき監督のCGモデル使ってるのって大丈夫なんですかね」などとアニメの監督を務めたたつき氏が制作したものではないかと流用疑惑が持ち上がっていた。

この疑惑に対して、福原氏は「この件について弊社は一切関与しておりませんし、事前共有も頂いておりません」と報告。「私としても看過できませんので、まずは調査した上で対応を考えたいと思っています」と何らかの対応を行うことをにおわせた。

Twitterでは、

“『人の嫌なことはあなたもやっちゃダメでしょ?』をやったって事ですね。”
“うーん…でもけもふれの権利って角川だよね?アニメにしても…完成したら”納品”するもんじゃないのかの…?“
“けものフレンズの権利はKADOKAWAにあるとしてもCGキャラクターの権利はたぶんヤオヨロズだと予測できる。”

と様々な憶測が寄せられているほか、

“第2期やめておけもう…”
“なんだかもう滅茶苦茶だなぁ。”
“たつき監督降板の一件からだいぶ揉めてるよね。揉め事を見るのはもう沢山だ。”

とあきれる声も多数。

けもふれ騒動をめぐっては、昨年9月にたつき監督の降板が発覚した際、KADOKAWAなどが運営に携わる制作委員会が、ヤオヨロズについて「関係各所への情報共有や連絡がないままでの作品利用がありました」と見解を示していた。しかし、今回は反対に公式側がヤオヨロズ制作のCGを無断で使用した疑惑が浮上している格好だ。

権利の線引きがどこにあるか見えてこないだけに疑惑の域を出ないが、水面下で繰り広げられる権利争いに辟易するユーザーが多いのも確か。今後の展開が注目される。
(山中一生)

■関連リンク
けものフレンズプロジェクト|公式サイト
http://kemono-friends.jp/