スマートフォンの販売台数前年同期比推移

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 「そろそろスマートフォン(スマホ)を機種変更しようかな」。2018春モデルが登場しようとしているなか、そう考えているユーザーは少なくないだろう。ただ、機種変更しても既存のスマホをそのまま持ち続けて、結果的に机のなかにしまったままというユーザーも多いといえる。そんなとき、買取サービスを提供している家電量販店にとっては、買い取りを促して機種変更につなげる手はいかがだろうか。実は、新製品の発売に伴って買取台数が上がるという調査結果が出ている。
 まずは、家電量販店を対象としたBCNランキングから、スマホの売れ行きをみていこう。チャートからもわかる通り、スマホの販売台数は四半期ベースで好調に伸びている。これは、Y! mobileやUQ mobileなどのサブキャリア、MVNOの台頭による影響が大きいことに加えて、新機能を搭載したモデルが登場するたびに買い求める進取の気性に富んだユーザーが多いためだ。機種やキャリアの選択肢が多いなか、どれを選択しようか悩んでいるユーザーも多いはず。そんなとき、まずは買取サービスを提案することがスマホの販売増につながるポイントになりそうだ。

 こうしたサービスによってスマホの中古市場は、拡大傾向にあるようだ。業界団体のリユースモバイル・ジャパン(RMJ)によれば、iPhone 5s以降に発売した再利用可能なiPhone8機種の買取台数が、昨年11月に過去最高を記録したという。買い取った端末は10月が2万1281台、11月が2万7678台、12月が2万2634台。11月は集計開始以来最大で、8月の2倍以上になったとしている。これは、11月のiPhoneの新機種発売による買い替え需要の発生と、一部の中古端末事業者が9〜11月にキャンペーンなどを実施したためとのことだ。

 また、RMJがAndroid端末についても集計したところ、買取台数は、10月が2070台、11月が2866台、12月が2567台となり、iPhoneと同様に11月が多い傾向にあったという。調査対象の端末はソニーモバイルコミュニケーションズのXperiaシリーズ3機種、サムスンのGalaxyシリーズ3機種とのことだ。

*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。