日本選手の全豪を振り返る。杉田は金星を上げ、大坂は自身初のGS4回戦進出[全豪オープン]

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2018年最初のグランドスラムとなった「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/本戦1月15〜28日/ハードコート)が1月末で終わり、男子シングルスではロジャー・フェデラー(スイス)が連覇。女子シングルスではカロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)が自身初のグランドスラムのタイトルを手にして、幕を閉じた。

一方、日本人選手らの成績はどうだっただろうか。杉田祐一(日本/三菱電機)、西岡良仁(日本/ミキハウス)、ダニエル太郎(日本/エイブル)、大坂なおみ(日本/日清食品)らを中心に、それぞれ結果を振り返ろう。

■男子では杉田と西岡が2回戦へ進出したが、日本人対決の夢は叶わず

2017年に躍進した杉田は、2018年の「全豪オープン」ではノーシードで大会に臨んだ。第8シードのジャック・ソック(アメリカ)と初戦からぶつかるなど厳しい組み合わせとなった。

しかし杉田はソックに対して、6-1、7-6(4)、5-7、6-3で勝利を収め、当時ランキングで9位だった格上を破った。ランキングやシード順位からの予想を覆して勝った杉田は、コートを広く使ったラリー戦となる中で粘り強く喰らいついて金星を手にした。

試合後のインタビューで、杉田は「充実した1回戦でこれ以上ないスタート。僕自身もどんどんエネルギーが上がってきた」と語っていた。

2回戦で杉田はイボ・カルロビッチ(クロアチア)と対戦。4時間33分の長時間となった5セットを戦いきる激戦で、6(3)-7、7-6(3)、5-7、6-4、10-12と惜しくも競り負け、トーナメント上位への進出を阻まれてしまった。

一方、西岡は2017年3月に左膝の前十字靭帯を損傷し、「プロテクトランキング」というケガから復帰する選手が早期復帰しやすくするための救済措置を使っての出場となった。

西岡は1回戦では第27シードのフィリップ・コールシュライバー(ドイツ)と対戦し、6-3、2-6、6-0、1-6、6-2と、久しぶりのグランドスラムでの試合を見事勝利で飾った。

ただ、続く2回戦のアンドレアス・セッピ(イタリア)との対戦では1-6、3-6、4-6とストレートで敗れ、グランドスラム初の3回戦進出とはならなかった。

杉田と西岡がともに2回戦を勝っていれば3回戦で両者がぶつかる日本人対決が実現する可能性もあったが、実現ぜずに終わった。

ほかにもダニエル太郎(日本/エイブル)が出場していたが、ジュリアン・ベネトー(フランス)との1回戦で7-6(6)、6(0)-7、4-6、1-6で敗退する結果となった。

■女子では大坂なおみが自身初の4回戦進出

女子シングルスでは、大坂なおみが自身初となるグランドスラム4回戦に進出し、当時ランキング1位のシモナ・ハレプ(ルーマニア)に挑戦するなど活躍を見せた。

ハレプと対戦するまでの試合結果は、1回戦でクリスティーナ・クコバ(スロバキア)に7-5、6-2、2回戦でエレナ・ベスニナ(ロシア)に7-6(4)、6-2、そして3回戦のアシュリー・バーティ(オーストラリア)には6-4、6-2と順調に勝利を重ねた。

しかしハレプの壁は厚く3-6、2-6とストレートで敗れ、初のグランドスラム・ベスト8進出はならなかった。

その他の日本人選手では、日比野菜緒(日本/LuLuLun)がドナ・ベキッチ(クロアチア)に5-7、3-6で負け1回戦敗退。奈良くるみ(日本/安藤証券)はマルケタ・ボンドルソバ(チェコ)に5-7、4-6で敗れ1回戦敗退となった。

今回の「全豪オープン」では錦織圭(日本/日清食品)が右手首の怪我からの復帰に間に合わず不在だった中、杉田や西岡、女子では大坂が勝利を上げて目を引いた。今後さらに日本人選手のグランドスラムでの活躍を期待したい。

(テニスデイリー編集部)

※写真は2018年の「全豪オープン」での大坂なおみ
(Photo by Chaz Niell/Icon Sportswire via Getty Images)