カメラのスコア付けレビューでおなじみのDxOMarkで、「98」というiPhone 8 Plusを超える当時の最高スコアをたたき出したGoogle製のハイエンドスマートフォンが「Google Pixel 2」です。そんなGoogle Pixel 2を開発したGoogleの技術者たちいわく、カメラ機能の中で特に注目すべきなのが、暗所での撮影でも1枚の写真で明るい部分と暗い部分をキレイに表現できる「HDR+」機能です。このHDR+機能が、Instagramなどのサードパーティー製アプリのカメラ機能からも使用可能となります。

Use Pixel 2 for better photos in Instagram, WhatsApp and Snapchat

https://www.blog.google/products/pixel/use-pixel-2-better-photos-instagram-whatsapp-and-snapchat/

GoogleはPixel 2向けに設計されたカスタムコプロセッサ「Pixel Visual Core(Pixelビジュアルコア)」の解放を発表しました。コンピュテーショナルフォトグラフィと機械学習を用いることで、Pixelビジュアルコアは写真撮影を行うアプリケーションで撮影された写真の品質を向上させてくれます。具体的に言うと、これまでよりも優れた写真をInstagram、WhatsApp、Snapchatといったサードパーティー製アプリケーションから手軽に撮影・共有できるようになるわけです。Googleいわく、Pixelビジュアルコアの解放により「より明るく鮮明ではっきりとした写真が撮影できるようになる」とのこと。

実際にPixelビジュアルコアの解放でどれくらい写真の品質が向上するのかというと、以下の通り。左がPixelビジュアルコアの解放前のPixe 2で撮影した写真で、右がPixelビジュアルコアを解放したあとに撮影した写真です。

Pixel 2のHDR+は「1枚の写真で明るい部分と暗い部分をキレイに表現できる」わけですが、夕焼け空と人物を一緒に撮影するとその特徴がより顕著に表れます。



木陰でのポートレート。このような逆光シーンでは、奥の明るい部分からの光で人物の表情がわからなくなってしまうか、明度を上げすぎて写真全体が白飛びしてしまうのが普通ですが、Pixelビジュアルコア解放後のPixe 2ならば背景も人物もきれいに撮影できてしまいます。



Pixelビジュアルコアは消費電力を抑えながらも高度な画像処理が可能になるように設計されており、HDR+アルゴリズムを実行することで写真品質を向上させるための追加のコンピューティングパワーを使いながら、電力消費も可能な限り抑えています。また、メインカメラ同様にPixelビジュアルコアでも「RAISR」と呼ばれる機械学習を用いた技術を使用しており、従来のカメラよりもシャープで鮮明なズームインが可能になっています。加えて、シャッターボタンを押してから実際に写真が撮れるまでの時間がゼロになる「ゼロシャッターラグ」も採用しており、ユーザーが思った通りの瞬間を写真として残すことが可能です。そして、これらの機能がすべてサードパーティー製アプリケーションのカメラ機能でも利用可能になります。

なお、このアップデートは今後数日以内にリリースされるとのことです。