リーグ3連覇へ意気込みを語った菊池

写真拡大

 広島の菊池涼介内野手(27)が春季キャンプ休日の5日、スポニチ本紙の単独インタビューに応じた。リーグ3連覇と日本一を大目標に掲げ、自身3年ぶりの全143試合出場に強い意欲を燃やす今季。従来通り先頭に立って攻守走で貢献するだけでなく、チームのまとめ役として「嫌われ役」をいとわない決意を激白した。(構成・江尾 卓也)

 ――キャンプは第1クールが終わった。自主トレを含めて順調?

 年末にロサンゼルスで自主トレし、股関節や肩甲骨周りの可動域を広げるトレーニングをやってきました。動いていなかったものが動くようになったので、感覚の違いは確かにあるし、今まで通りにプレーすると怖いので、確認しながらちょっと抑えめに、自分のペースで調整してきた感じですね。

 ――新年は静岡で自主トレを行った。

 帰国後すぐに自主トレを始め、休む期間がほぼなかったので、体が覚えているというか、(始動した)7日からすぐに動ける感じでした。(静岡では)バランスよく練習できたと思います。

 ――今キャンプは攻守走バランスよく?

 守備はノック量が多いし、対応できると思うので、いつもは打撃が主でした。ただ、マークがより厳しくなる今季は走塁の重要度が恐らく増す。一塁走者で出塁した時に(ヒット)1本で帰って来るとか。かき回す走塁は意識を持って取り組もうと思います。

 ――リーグ3連覇を目指す今季は、チームのまとめ役も担う。

 昨季の優勝は打線が(原動力)…と言われたけど、今季は投打が…言われるぐらいチーム力を高めたいですね。キャンプイン前日の1月31日に選手会メンバーで集まり、投手と野手で食事しながら話し合ったんです。

 ――どんな話を?

 お互いに意見を出し合おう…と。コーチ陣に対してもそう。唯々諾々と従うのではなく、気が付いたことがあれば現場の選手側から積極的に提案し、自分たちの思いを言葉にして伝えていく。意見を言うということは、自分に自信がないとできないし、責任も負う。そういう環境をつくっていこう…と皆で話をしました。空気を変えたい。投手陣には特に期待しています。

 ――今までは?

 野手から投手に言うことはあるけど、その逆は基本的にない。野球は投手が9割と言われているぐらいなので、そういう体質も変えないといけない。そこが変わってくれば、(今季は)面白くなると思いますね。

 ――菊池選手自身が周りに声を掛けるケースが増えていきそう。

 新井さん、石原さんからも“一番しんどい立ち位置かもしれないし、苦しいかもしれないけど、嫌われ役になってほしい”と言われているんでね。そういう立場だと思うし、先輩たちからもそう言われている以上、若い選手たちを気に懸けていかないといけない。

 ――なるほど。

 ただ、自分がしっかりしていないと、言えることも言えないのでね。活気あふれるチームになるよう、自分なりに締めるところは締めて、選手会長の会沢さんらと一緒に頑張ろうと思います。

 ――カープのよさは、ベテランから若手まで皆が同じ方向を向いて戦っていること。

 確かに新井さんや石原さんの存在は大きいけど、頼ってばかりではね。会沢さんやボク、丸、(田中)広輔らで締められればと思うので。そこが今季のカギだと思います。

 ――守備の話を聞かせてほしい。キャンプで意識している練習は?

 しっかり正面に入ること。正面のゴロが弱いと自覚しているので、正面でしっかりバウンドを合わせて捕ることを、練習では意識してます。

 ――菊池選手の守備に憧れる子どもは多い。上手になる秘訣は?

 小さい頃はヒマがあれば壁当てをしていました。でも、一番はめちゃくちゃノックを受けた高校時代。受けないとわからない感覚があるんです。4〜5年一緒に自主トレしている庄司(隼人)が上手になった好例で、ノックを受けてなんぼ。もちろん基本は大事ですが、何百本、何千本のノックを受けて、自分で発見することが高校の時にはあった。それが大きいですね。