【ソウル聯合ニュース】平昌冬季五輪(9日開幕)に合わせて五輪開催地である韓国北東部の江原道・江陵とソウルで公演する北朝鮮の芸術団が6日午後5時ごろ、貨客船「万景峰92」で東海岸の墨湖港(江原道東海市)に到着する予定だ。韓国統一部の当局者が伝えた。東海上の南北軍事境界線からは韓国の護送艦に伴われながら航行するという。

 芸術団は三池淵管弦楽団の玄松月(ヒョン・ソンウォル)団長率いる同管弦楽団の約140人からなる。墨湖港に停泊する万景峰92で宿泊し、8日午後8時から江陵アートセンターで公演を行う。

 続いて11日午後7時からソウルの国立劇場で公演するため、ソウルに移動する。ウォーカーヒルホテルに宿泊する予定で、この時、万景峰92は北朝鮮に戻ると予想される。

 万景峰92の韓国入港は、北朝鮮船舶の韓国海域航行を禁じる5・24措置(2010年3月の海軍哨戒艦撃沈事件を受け韓国が同年5月24日に実施した北朝鮮に対する制裁措置)に反するが、韓国政府は平昌五輪を成功させるために例外措置を取ることにした。

 同船は02年に韓国南部の釜山で開催されたアジア大会の際に北朝鮮応援団を乗せ、宿泊先としても用いられた。

 一方、先に公演の準備を進めるため、芸術団の先発隊23人が5日、韓国北西部の陸路から韓国入りしている。