ヴァイッド・ハリルホジッチ監督(撮影:佐野美樹/PICSPORT)

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ヨーロッパの選手たちの動向が一段落付きました。その中で一番の衝撃は、何と言っても長友佑都がトルコのガラタサライに移籍したことでしょう。

長友はインテルでこれまで何度も出場機会を失いましたが、そのたびに必ず復活し、信頼を取り戻して出場するようになっていました。ですが今回はワールドカップに出場して活躍するために、リーグ戦での出場機会を得るべくあえてイタリアを離れたのだと思います。

もちろん、トルコでも競争はあるのですが、きっとインテルの元チームメイト、ヴェスレイ・スナイデルなどからさまざまな情報を仕入れているでしょうし、何より自信もあるのだと思います。それでも、この時期にチームを変えるのは、新しい環境や戦術などへのフィットが求められ勇気が必要な決断だったことでしょう。そんなチャレンジをした長友に僕は期待します。

他にも森岡亮太がベルギーのアンデルレヒトに移籍し、10番をつけることになりました。これも快挙です。さらに、今回は動かなかったものの、スペインのエイバルで活躍する乾貴士、ヘタフェの柴崎岳、ポルトガルのポルティモネンセにいる中島翔哉などは、森岡と同じように今年の夏にもっと大きなクラブに移籍する可能性が大いにありそうです。

この森岡、乾、柴崎、中島のように、最初はあまり大きいとは言えないクラブに移籍し、その後のステップアップを狙うのは、日本人選手にとってとてもいい道筋を付けてくれていると思います。日本という国のサッカーが次第に認められ、彼らも成長していると言えるでしょう。

乾、柴崎、中島はワールドカップに出場することで、ぐっとビッグクラブへの道が開けるのではないでしょうか。また、彼らが活躍している勢いは日本代表にもほしいところです。

ところがこの成長を続けている森岡、柴崎について、これまでヴァイッド・ハリルホジッチ監督はあまりチャンスを与えているとは言えませんし、中島はまだ出場したこともありません。

監督がやりたいサッカーに選手を当てはめるというのもわかります。ですが、選手の持ち味を生かせるように使うというのも監督の手腕です。3月の遠征には、ぜひ森岡、柴崎、中島を呼んで、彼らが輝けるような采配をお願いしたいと思います。