「あんなのはPKじゃない」 名将クロップ、トットナムの“疑惑の判定2連発”に激怒

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終盤にケイン、ラメラが倒されてPKを獲得 無情な引き分けに敵将は納得いかず

 現地時間2月4日に行われたプレミアリーグ第26節リバプール対トットナムの上位対決は、2-2のドローで終わった。

 ファインゴールの応酬となった試合で問題となっているのが、トットナムに与えられた二つのPK判定だ。リバプールを率いるユルゲン・クロップ監督がこの判定に激怒していると、英公共放送「BBC」が報じている。

 試合は前半3分、リバプールのエジプト代表FWモハメド・サラーが先制点をゲット。トットナムは後半35分にケニア代表MFヴィクター・ワニャマの超弾丸ミドルで1-1の同点とするなど、拮抗した展開が続いた。そんな試合に、“疑惑のシーン”が訪れたのは後半40分だった。オフサイドに見えたポジションからプレーを続けたケインは、GKに倒されたとしてPKを獲得。ケインのシュートはGKにストップされ、逆に後半アディショナルタイム1分にサラーにこの日2点目を許して勝負はあったかに見えた。

 ところが、同アディショナルタイム5分、ペナルティーエリア内に放り込まれたスローインをオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクがクリアしに行こうとしたが、トットナムのアルゼンチン代表MFエリク・ラメラが飛び込んできたことに気づき足を引っ込める。しかし、ラメラが足に当たるように倒れると再びPK判定が下ったのだ。

 このPKを2度目のキックとなったケインが決め、自身プレミア100得点目を記録。2-2に追いついて勝ち点1を分け合う結果となったが、怒りが収まらないのはリバプール側だ。クロップ監督は「この試合は二つの好チームがぶつかり合った試合だった」としつつも、怒りを露わにしている。

「怒っているが、何かを変えることはできない」

「前半にFKが与えられるチャンスが来たはずだけど、レフェリーは『今日はそういう試合だから、許して』と言われた。そして、あんな“ソフトタッチ”が試合全体の流れを決めた。あんなのはPKじゃない」

 名将クロップの嘆きは収まらない。

「私は怒ってるけど、何かを変えることはできない。じゃあ私の仕事はなんなんだ? 見出しを作ることか? 罰を受けることか? 罰金を払うことか? もし自分が思っていることを話せば、世界のフットボールで一番多額の罰金を払うだろう。そして、それがなんの意味も生まないんだ」

 怒りを吐き出したところで判定は覆らないことは理解しつつも、目の前で手からこぼれ落ちた“勝ち点2”は悔やんでも悔やみきれないようだ。

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images