料理をコタツでぬくもりながら味わえる/京町家の宿十六夜

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「京町家の宿十六夜」は、西陣織で知られる、西陣にある機屋をリノベートした一棟貸しの京町家。機を織る音など、町に息づく伝統に触れつつ、京都の暮らしを体感しよう。中の間には掘りごたつがあり、夕食時にはここでまったりと。レンタサイクルを利用できるので、散策へもぜひ。<※情報は関西ウォーカー(2018年1月23日発売号)より>

昔ながらの建具が随所に/京町家の宿十六夜

■ 西陣の町に息づく伝統的な暮らしがそばに

町家の風情が感じられるよう、館内は古い建具や箱階段などで京町家を再現。懐かしい町家の雰囲気を大切にしたいと、店主が専門店で探してきた昔ながらの建具を使った寝室は、ロフトタイプに。箱階段を上がったロフトの吹き抜けから、坪庭が望める。洗面やキッチンには、大正浪漫らしさが詰まったタイルやモダンな照明器具を使い、ぬくもりある空間に。

ゆっくりくつろげる掘りごたつが中の間に。購入したおばんざいや料理をコタツでぬくもりながら味わおう。

明治時代の梁を残しながら、京町家を宿として改装した。

犬格子や糸屋格子などがあり、玄関からすでに町家の風情が漂う。また、ガラス張りの窓で開放感も。

紅葉も楽しめる坪庭。縁側で庭を見ながら思いにふけるなどの時間を過ごしたくなる。

■ 宿のホンネ・客のホンネ

(宿)「西陣の伝統に触れ、暮らすように泊まるお手伝いができるようにと、スタッフがコンシェルジュとして常駐。いつでも町の見どころなどを提案させていただきます」と、店主の河野鉄平さん。

(客)「レンタサイクルなどを利用し、近隣にある国宝級の寺などを拝観して、西陣の町並みを堪能。また、予約をすれば、料亭『和久傳』の鯛ちらしなど2種の弁当を取り寄せてもらえるサービスも」

■ チェックアウト後はココへ

「うめぞの茶房」は、甘味処「梅園」の3代目が手がける、あん菓子「かざり羹(かん)」の人気店。<住所:京都市北区紫野東藤ノ森町11-1 電話:075-432-5088 時間:11:00〜18:30(LO18:00) 休み:不定休 席数:13席 タバコ:禁煙 駐車場:なし

■京町家の宿十六夜<住所:京都市上京区西芦山寺町90-16 電話:090-6564-1902 時間:IN15:00〜、OUT〜10:00 料金:1万5000円〜(最大4人) 休み:不定休 駐車場:なし 交通:JR京都駅より市バス北大路バスターミナル行約30分、乾隆校前から徒歩5分>【関西ウォーカー編集部】(関西ウォーカー・編集部)