【ソウル聯合ニュース】ソウル地方警察庁は5日、電話を使って公共機関や金融機関などを装い金銭をだまし取るボイスフィッシングが2017年にソウルで7774件発生し、被害総額は937億ウォン(約94億円)に上ったと発表した。発生件数は16年(5594件)に比べ39%増加した。被害額も前年(560億ウォン)から大幅に増えた。

 検察や警察の職員を装うボイスフィッシングの場合、被害者の81.9%が20〜30代の若者だった。銀行や消費者金融を名乗るケースでは中高年の被害が58.8%を占めた。

 詐欺グループの拠点が主に海外にあることから、ソウル地方警察庁は知能犯罪捜査隊の3チームをボイスフィッシング専門チームに指定し、詐欺グループ上層部の追跡と国際捜査共助を強化することにした。詐欺の発生頻度が高い地域の警察署には専門の捜査チームを設ける予定だ。また、市民に注意を呼び掛け、電話で金銭を要求されるのは詐欺という認識を持たせるようにする。

 警察関係者によると、詐欺グループは個人情報の流出などで得た情報を基に電話をかけることが多い。公共機関と金融機関はいかなる場合も電話でお金を出させようとしたり自分たちが代わりに保管すると申し出たりせず、特定のインターネットサイトに誘導することもないと説明した。