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 Newspicksに転載されている財経新聞の上記記事に対するコメントからの引用:newspicks 【豊田章男の戦い】製造が分らないメディア達(中) IoTの機能の使い方で勝負は決まる

【前回は】【理解が進まないトヨタ生産方式(4)】newspicksのコメントを取り上げてみよう(3)

 “この話題は、経営層、管理層、現場、各部門の視点により捉え方が異なるので、いろいろな意見があると思う。 どれが正解かを決めるのは、各個人であり、企業であれば経営者となると思う。 しかし、自分の見解を持っていることは、とても大切なことだと思う。”

 ※アドバイス):“捉え方が異なり、いろいろ意見がある”とあるが、「正解は1つだ」。立場によって解釈が違うのであれば、それは心得違いで、協議を重ねて統一する必要がある。それも「トヨタ生産方式」の基礎技術となっている。豊田章男社長が、販売の人員もルマン24時間レースのメカニックとして参加させ、「途中経過」を大切にすることを学ばせ、「社員全員の協調」がいかに大切かを教えている様は、「経営者として、品質保証体制の維持の苦労」と感じた。

 「品質保証」は論理的にできても、コンピュータ・ソフトのように完成とはならず、生産など仕事に関わるあらゆる人々が「いいクルマをつくろうよ」とならなければ、1/100%の不良を根絶し、「猿は木から落ちない」とならないからだ。人の意識の問題をコントロールする必要があり、テスラのイーロン・マスク氏の人の使い方ではできないことだ。

 「製造」と「品質保証」は切り離すことはできず、1/100%の不良も許すことができない「製造業の現実」を理解すると、「テスラの誤り」が見えてくる。「猿も木から落ちる」と言われるように、どのような名人も間違いを起こす。それを防ぐのが「品質管理」なのだ。つまり、「猿は木から落ちてはならない」のだ。9割もの不良を出して、イーロン・マスクは理解しただろうか?ウィンドウズのような「バグだらけ」は許されないことが、いずれわかる日がやってくる。運転支援システムの理解不足から犠牲者が出ることも始まっている。自分が自動車のEV・AI・IoTの実用化に至る過程で犠牲になることは避けたいものだ。