【感動】どん兵衛とチキンラーメンの融合「どんチキ」が激ウマ! 超ハイブリッド麺の誕生

写真拡大 (全17枚)

日清食品は日本のインスタント麺業界において数々のヒット作を生み出していることで知られている。カップうどんの「どん兵衛」、カップラーメンの「カップヌードル」、カップ焼きそばの「U.F.O.」など、これらはいずれも日清食品の看板商品だ。



チキンラーメンとどん兵衛を混ぜると激ウマ?



同じく日清食品の主力商品に袋麺の「チキンラーメン」がある。昔ながらの味が未だに愛されている人気商品で、鍋で調理できるのはもちろんだが、どんぶりにお湯を注いでカップ麺のように調理することもでき、卵を落として食べるのがなんともウマいラーメンだ。

そんなチキンラーメンだが、なんと人気カップうどんの「どん兵衛」と混ぜることで激しくウマくなることが判明したそうだ。どん兵衛のダシにチキンラーメンの鶏がらスープがプラスされ、非常にパンチの効いた味になるのだという。

「どんチキ」と命名



我々はこの衝撃的なメニューの名を「どんチキ」と命名することにした。果たしてどんチキは本当にウマいのだろうか。実際に作ってみようと思う。



特盛りどん兵衛を調理する



はじめにどん兵衛きつねうどんを調理することになるのだが、気をつけて欲しいのは通常サイズではなく特盛りサイズを用意するということ。あとでチキンラーメンを投入する際に、通常サイズのどん兵衛だと溢れてしまうことになってしまうからだ。



お湯は少なめに入れる



粉末スープをあけたら熱湯を注ぐのだが、この時にも気をつけるポイントがある。通常は線までお湯を注ぐのだが、どんチキを作る際には一旦麺全体が浸かる程度まで入れればOKだ。



3分程度でかき混ぜる



お湯を注いだあとはフタをして5分待つのが通常のどん兵衛の作り方である。しかしどんチキはここからチキンラーメンを投入するため、少し早めにフタを開け、麺全体を箸でほぐすことが必要となる。だいたい3分も待てば十分麺が柔らかくなっているだろう。



上からチキンラーメンを投入する



どん兵衛の麺がほぐれたら、続いて上からチキンラーメンを投入する。どん兵衛の麺が柔らかくなっているため、チキンラーメンを投入しても中身が溢れてしまうことはない。





どん兵衛の麺は柔らかくなっているが、油揚げがいい感じに土台となり、チキンラーメンはどん兵衛の上に浮かんだ状態となる。あとはチキンラーメンの上から生卵を落とし、再び熱湯を注いで再度フタをしよう。





どのくらいお湯を注げばいいかは悩ましいところだが、チキンラーメン全体が浸るくらいまで注いでしまってOKだ。どん兵衛の粉末スープだけでは味が薄くなってしまうが、チキンラーメンの味も抽出されるため、たっぷり注いでもちょうど良い濃さになるのだ。

2分後、どんチキの完成!



そして再びフタを閉めて2分後、ついにどんチキの完成である!







なるほどおおおおおっ!! これが最強のスーパーハイブリッド麺「どんチキ」かあぁぁぁぁっ!!

2種類の麺を混ぜると聞くとグチャグチャに混ざってしまっている状態を想像してしまう方が多いだろうが、油揚げがしっかりと堤防の役割を果たし、完成時点では2種類の麺がしっかり分離しているのが好印象である。



見事に2商品が融合された味!



それでは早速チキンラーメンの上に乗った卵を落とし、どんチキを食して見ることにしよう。ズズズッ……ズズズズズッ……。ふおおおおおおおおおおおおおっ、こりゃウマいいいいいいいいっ!!



何も手を加えずに作るどん兵衛はダシがしっかり効いていて、醤油ベースでありながらもまろやかで食べやすい味に仕立てられている。しかしどんチキはチキンラーメンの鶏がらスープが混ざることにより、どん兵衛全体が尖った味に変化しているのだ。食べた瞬間のインパクト、パンチの強さが凄い。優しくないどん兵衛、ドSなどん兵衛に変化を遂げているのだが、この刺激がたまらない! 激しくウマいっ!!



2種類の麺が混ざることも違和感なし



どんチキはどん兵衛の太麺、チキンラーメンの細麺を同時に食べることになるため、そこには違和感があるだろうと思っていたが、不思議と気にならなかった。立ち食いそば屋などでよくある、そばとうどんの合盛りみたいなものだと思えば良い。案外容易にどんぶりの中で食べたい方だけを箸に取って食べられるし、食感が変わることも嫌な感じがしないはずだ。



どんチキ唯一の問題点



見事に味のイリュージョンを起こしたどんチキだが、ひとつだけ問題点がある。それはどうしても量が多くなってしまうということだ。特盛りどん兵衛の麺は100グラムであり、チキンラーメンも麺は85グラムもある。一般的なカップ麺3杯分くらいの量が一気にできあがってしまうのである。

大食漢にはたまらないボリューム感になるだろうが、食べる量に自信がない方は一緒に取り分けたりできる人がいる時に試してみると良いだろう。ボリュームの問題さえ解決できればどんチキの味は最強である。是非家族や友達と一緒に味わってほしい。

■執筆・監修:Mr. Fox

執筆、撮影、編集家。日本生まれ、生年不詳、トレードマークはキツネの顔。世界各国を回りながら、メディアに関わる仕事をしてます。人のアイデアを転がします! コンコン。https://twitter.com/im_mr_fox/