東京に数ある天ぷら店のなかでも、従来の概念を取り去り、常に新しい食材や手法に挑戦し続けている同店は、ミシュラン二ツ星連続獲得の超予約困難な店。店主・近藤文夫さんの天ぷらは、口に含んだ瞬間の香りの高さ、瑞々しさ、食感と、そのどれもが驚きの連続を食べ手に与える。

てんぷら近藤(最寄駅:銀座駅)

じゃがいもの天ぷら

一瞥して洋菓子のようにさえ見えるその美しさに、まずはいきなり驚愕。「切って揚げるだけではポテトフライがあるし、面白くない」(近藤さん)として、間に“サンド”されているのはご飯だ。「ご飯とじゃがいもはどちらもでんぷん質だから、違和感がない」という言葉通り、薄い衣に包まれ均一にじわっと火の通った天ぷらは、旨さが浸透し合ってしっとりと一体化。さらに熱々のご飯の部分に少しだけ醤油を垂らして食せば、これはもう! ふわっと優しい食感に焼きおにぎりのような美味しさも加わり、未知なる陶酔感だ。

てんぷら近藤

東京都中央区銀座5-5-13 坂口ビル9階 [TEL]03-5568-0923 [営業時間]12時〜13時半LO、17時〜20時半LO ※ランチタイム有 [休日]日(月曜が祝日の場合休) [席]カウンター25席/全席禁煙/予約可/カード可/サなし [交通アクセス]地下鉄銀座線ほか銀座駅B5出口から徒歩3分