「愛人バンク」(デートクラブ)に身を置く筆者が見た、その内実とは

写真拡大

 こんにちは。東條才子と申します。金融系のOLをしながら、お金持ちの男性たちに対する「愛人ビジネス」を展開している者です。

 さて、男女関係のマーケットをセグメント化し、それぞれのセグメントにおける「愛人契約の実態」を解説するシリーズも、今日でいったんおしまいいです。前回(高級クラブは愛人市場においてはレッドオーシャン)に引き続き、今日は「デートクラブ」を取り上げて参ります。

 愛人契約を取ろうと、キャバクラや高級クラブで働いてみたわたくしですが、まったくうまく行かなかったのはこれまで書いた通りです。キャバクラに通う若い男性セグメントとは性質が合わず、お金持ちで精神的にも余裕のある男性が通う高級クラブは、美女たちのレッドオーシャンでした。

⇒図「男女関係ビジネスのセグメンテーション」https://hbol.jp/?attachment_id=160025

 そこで私が考えついたのが、図の中央、青い部分の「デートクラブ」です。高級クラブの顧客よりも年収は低く、平均1000万円〜3000万円ほど。また、高級クラブに比べますと、精神的な繋がりに加え身体的な繋がりを求める男性も多いセグメントです。

「六本木や銀座で散財するほどの余裕はないけれど、それなりにお金はある。プロではない、普通の女のコとデート(あわよくばセックス)がしたい」というニーズをもった層ですね。

 そもそも「デートクラブ」とは何でしょうか。簡単に言いますと、年収の高い男性と若い女性をマッチングさせ、紹介料を取る店舗型ビジネスのことです。80年代には「愛人バンク」という言葉もありましたが、昨今のデートクラブ(交際クラブと呼ぶところもあります)も、基本的には同じでございます。

「デートクラブ」がかつての愛人バンクと異なるのは、1997年に公布された東京都の条例(東京都テレホンクラブ等営業及びデートクラブ営業の規制に関する条例)で、公安への届け出が必要となり、営業所の立地や広告などが厳しく規制されている点でしょうか。

 昨今の「パパ活ブーム」にのって新規参入する事業者も多いのですが、いかんせん厳しい広告規制があるために、ハイスペックな男女を集めるのはなかなか難しそうです。そのため、一部の昔からある「老舗高級デートクラブ」と、新規参入した激安系のデートクラブが散見される程度となっているようでございます。

 私がデートクラブを知ったのは、街を歩いていて「愛人どうですか?」とスカウトされたのがきっかけでございました。はじめは「昼の仕事をしているので、無理です。年齢も年齢ですし」と謙遜したのですが、「愛人クラブなら、年齢制限は割とゆるいですし、見た目さえ小奇麗にしていれば大丈夫だ」というようなアドバイスを受けまして、好奇心が勝ってしまったのでございます。

◆愛人バンクは、さながら現代の奴隷市場

 面接は都内一等地のオフィスで行われました。デートクラブの基本的な仕組みは、男女ともに身分証の提示が義務付けられた上、

・男性は一定レベルの年収(1000万円以上など)を証明できる書類
・入会費、年会費は数万円から数十万円までさまざまだが、とにかく高額で入会資格が厳しい

 ということです。

 一方、女性は年会費も入会費も無料。当日、身分証と写真撮影、男性向けのプロフィールを作成しておしまいです。どのような男性とお付き合いしたいか、食事の好みなどを細かくヒアリングされることもあるようです。

 男性は高い年会費を払うのに対し、女性は無料。この非対称性は、女性が若さや容姿をアピールする一方、男性は年収で女性を引きつけるという、身も蓋もないマッチングの現実が反映された結果です。