私、清葉アキ子は現在43歳、絶賛婚活中。見た目はキレイなお姉さん系、都内出身、四年制大学を卒業後、編集兼ライターの仕事をしています。38歳から始めた婚活で体験したこと、わかってきたことを堅実女子の皆さんにお伝えできればと思い、ここで紹介します。婚活は、まさしくサバイバルなのです……。

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婚活もテクノロジーで進化する

「婚活」という言葉がメジャーになり始めたのは、もう15年ほど前だろうか。当時30代半ばの友人女性がとある結婚相談所が運営する「出会い系サイト」に登録をし、そこで出会った男性と3年のお付き合いの末、結婚をした。サイトを使った婚活の先輩だ。

いまや婚活の王道ともなっている「婚活サイト」。写真やプロフィールを掲載し、気に入った人にサインを送り、マッチングをすればメッセージのやりとりができる。これはかの先輩が婚活をしていた15年前と変わらない。しかし、現在、私が使用している2つの婚活サイトを彼女に見せたら、かなり驚いていた。決定的に違うのは、メッセージのやりとり方法だと言う。15年前は、スマホがなかったから、パソコンでのメールのやりとりから始まったという。

活動範囲がまったく異なる見ず知らずの人と知り合うことができる「婚活サイト」は、出会いの機会が少ない人にとって素晴らしいサービスだ。しかしいま主流の婚活サイトは、写真やプロフィールを掲載し、気に入った人にサインを送り、マッチングをすればメッセージのやりとりができるものだ。メッセージはまるでLINEのようで、ひと言とは言わないまでも、比較的短い言葉でやり取りされる。写真も絵文字も使えるが、スタンプが使えない。

“気軽さ”がネックになる?

私は「婚活サイト」を始めるまでガラケー(ガラパゴス携帯電話)だったため、LINEのようなコミュニケーションツールを使ったことがなかったが、そういう短い言葉の交換は、携帯電話やパソコンでのメッセージのやりとりとは違って、リアルタイムでメッセージをチェックできるうえ、実際の会話のようにリズムよくやりとりできるとあり、誰もがかしこまらず気軽に対話することができる魅力的なシステムだと思った。

しかし、かの先輩と話をしていて、その“気軽さ”こそが、私の出会いにとってネックになっているのではないかと思い始めた。

私が出会いに対して最も重要視しているのが、人柄だ。年収や職種や容姿、共通の趣味などで決めていないからこそ、人柄がよいと思えれば、実際に会ってみたいと思う。会ってみてフィーリングが合えばまた会いたいと思う。とにもかくにも、その人がどんな人か知るためにメッセージのやりとりが普通にできることが、私にとっては大事なのだ。

とかいう私だが、メールでのやりとりが好きではない。基本的に、対面での会話のほうが表情などで相手の反応が目で見れるうえ、声のトーンや語尾のニュアンスなどで真意が伝わりやすく、誤解も生じにくいからだ。会ったときの会話を大事したいから、どうでもいいことや急ぎではない用件をメールでやりとりすることに楽しみをひとつも感じないから、面倒でしかたない。

かつてのガラケー時代、私を古くから知る友人たちの間では「アキ子から携帯メールの返信は来ない」というのは公認だったほど、私はそういう時間も手間も惜しみ、冗談で「ライターの私は、お金にならない文字は1文字も打ちたくないの!」と笑い飛ばして避けていた。

そんな私が長年愛用していたガラケーを手放してLINEを始めたのは、「婚活サイト」を始めるとき。ある編集部での連絡事項がグループLINEのみでやりとりするというので、致し方なくLINEを始めた。確かにこういうコミュニケーションツールは便利だと思った。

会う前のメッセージのやりとりは、本当に距離が縮まる?

しかし、そこでやりとりされる重要な連絡事項はおよそ半分。残りはどうでもいい内容だ。それもこれも、気軽に使えるという便利さからだろう。わざわざ話すほどのことでもないことの長々としたやりとりや、面白いスタンプ合戦、真意が読めないことが多い疲れるやりとり……見ているだけなのに、1週間もしないうちにうんざりしてしまった。

しかし、婚活において、“会う”というファーストステップに至るまでは、マメにメッセージを返すことからは逃れられない。自分を知ってもらうため、相手を知るために絶対的に必要な過程だから……。面倒だとか好きじゃないとか言っていられない。自分の中で、「婚活は“やらねばいけない仕事”」と思い込むことで、メッセージを真剣にマメに返すようにしていた。対話のラリーがストレスなく続けば、“会う”につながるだろうと期待して……。

距離を縮めるのに必要なメッセージのやりとりだが、本当にこの方法で距離が縮まるのか、最近、疑問を抱いている。

メッセージのやりとりは、婚活では重要な作業のひとつだけど、会ってみたら違う印象を受けることも多々ある……。

気軽にメッセージを送り合うことは、人柄を理解する上では全然役に立ってない!?〜その2〜に続きます。