地元アリゾナの人気者 P・ミケルソンが上位に浮上(撮影:岩本芳弘)

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<ウェイスト・マネージメント・フェニックス・オープン 3日目◇3日◇TPCスコッツデール(7,261ヤード・パー71)>
全米で一番ギャラリーを集めることで知られる「ウェイスト・マネージメント・フェニックス・オープン」。第3ラウンドが行われたこの日は、ゴルフの大会としては史上最高の観客動員数を記録した。その数なんと1日で21万6818人。「ゴルフの大会だと知らずに来ている人もいるけど、それでもそういう人たちもこの大会をつくってくれているからね」と話すのは単独首位に立ったリッキー・ファウラー(米国)だ。
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一体どれだけのビールが消費されているのか気になるところだが、そんな熱狂の中でひときわ声援を受けるのが、地元アリゾナ州立大学出身のフィル・ミケルソン(米国)だ。13年の本大会を含む3度の優勝をこの地で飾っているミケルソン。同じ13年の「全英オープン」でメジャー4勝目を飾ってからはツアー優勝から離れている。通算42勝を挙げている人気者も今年の6月で48歳の大ベテラン。そのベテランが5バーディ・ノーボギーでトータル12アンダーまでスコアを伸ばし、首位と2打差の5位タイに浮上した。
「この大会は私のキャリアの中でも大きな部分を占めている。地元のアリゾナ州立大学出身で、アマチュアのときからこの試合には出場している。応援も素晴らしい」と、大きな力をもらうのがこの大会だ。「メジャーを除いて、もっとも印象に残っている優勝はここで1996年に勝ったとき」と、ミケルソンにとってはここフェニックスは確実にパワースポットなのだ。
好プレーの影にはある人物の活躍も刺激になっている。予選ラウンドの2日間、決勝ラウンドのこの日の3日間、実はミケルソンは大学の後輩とともにプレーしている。昨年のツアー初優勝から大躍進を遂げ、今や世界ランク2位に上り詰めたジョン・ラーム(スペイン)だ。現在ミケルソンのキャディを務める弟のティムが、アリゾナ州立大学ゴルフ部コーチ時にリクルートしたのがラーム。ミケルソン兄弟にとって、ラームはかわいい後輩。そのラームはこの日、先輩を上回る7バーディ・1ボギーの“65”をマーク。先輩を一打リードし、トータル13アンダーの2位タイで最終日に入る。
「今まで見た中で一番のドライバーだった。去年から、フィルにふざけていっていたんだ。『ボクのほうがドライバーはうまい』ってね。でも今日のフィルは素晴らしかった」とラームが先輩を立てても、「ジョンはまだ23歳だろ。15年前の私のショットを覚えているとは思えないけどね(笑)」と、軽く笑い流す先輩ミケルソン。「ときには少しいきすぎるところもあるけどあったかい」と口をそろえる準地元の熱を帯びた応援を背に、師弟コンビが優勝カップを取り合うことになる。

<ゴルフ情報ALBA.Net>

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