今さら聞けない1日の理想的な水分量。水をたくさん飲むメリットって?

写真拡大

「水をたくさん飲むといいって聞くけど、実際はどうなの?」と思っているあなた。確かにモデルや憧れのタレントは、片手にミネラルボトルを持っていて、ヘルシーなイメージがありますよね。

では、実際に水が体にとって、どんな働きをしているのか、改めて学んでみましょう。

水の働き

1. 腎臓の働きをサポート

腎臓は、体内の毒素を排泄する大切な臓器。水分が足りないと血中の尿素や窒素などの毒素がきちんと排出されません。場合によっては腎臓結石などの原因にも。

2. スッキリ!快便をサポート

食べた物を消化するには、水分が不可欠。胃酸の調節も水分が行っているため、水が足りなければ体内の各所で機能が衰えてしまうんですよ。快便はダイエットの味方です。

3. 脱水症状を予防

脱水状態で招くめまいや疲労、筋力の低下などを防ぎます。脱水症状が引き起こす頭痛では、水分が足りないことが原因。

4. 肌のバランスを整える

水分が十分に満たされていれば、代謝が上がって免疫機能もアップ。血流も促進されるため肌荒れ、乾燥も回避できます。美容には水分が必要不可欠!

5. 水分バランスを整えてくれる

汗となって体温調節をしてくれたり、尿や便、呼吸でも水分が使われています。水分量が少なくなると、脳は口渇機構に働きかけ、水分を調節しようと司令。すなわち「喉が渇いた」状態です。

一日に必要な水分量って?

「一日1〜1.5リットルの水を飲むといい」と聞いたことはありませんか? はい、その通り。きちんと数式の根拠もあるんですよ。

一日の必要水分量=体重(kg)×33

体に入ってくる水分は食事にも含まれるし、体内で作られる分もあるので、それらを引くと上記の数字になるというわけ。

水分が体にとってどれだけ必要か、よくわかりましたか?
一度に飲んでお腹を下してしまわないように、こまめにちょこちょこ飲みましょう。また、体が冷えてしまっては元も子もないので、室温か体温に近い水をおすすめします。

 

ライター:深谷祥子
出典:『颯爽美人になる心と体の筋トレ』(ブルーロータスパブリッシング発行、インプレス発売)
監修:山坂元一(ストレングス&コンディショニングトレーナー。VIDO代表取締役)