【立春】こんなに寒いのになぜ「春」?

2018/02/04 05:35 ウェザーニュース

節分の翌日のきょう2月4日は、二十四節気「立春」です。暦の上ではこの日から春になりますが…こんなに寒いのに、なぜ春といえるのでしょうか?〔リンク〕アメダス実況観測値〔リンク〕天気予報・週間予報

春の気配はどこにある?

1年を24分割して、「大寒」や「大暑」などと名付けた二十四節気で、「立春」は「春の気(き)、立つをもってなり」と由来を説明しています。春の気配を感じるどころか、1年のうちでも2月は最も寒くなることが珍しくありません。

同じことは「立秋」(8月7日頃)についてもいえます。夏の真っ盛りなのに、暦の上ではこの日から秋になってしまうのです。そのため、時候の挨拶も「暑中見舞い」ではなく、「残暑見舞い」となるのですね。

実感とかけ離れた暦の四季

暦の立春が実感とかけ離れているのは、春分の日を中心にした3ヵ月を春としているからです。別の言い方をすれば、冬至と春分の日の中間が立春になるのです。そして、夏は夏至を中心にした3ヵ月、秋は秋分の日を中心にした3ヵ月、冬は冬至を中心にした3ヵ月ということになります。日本の暦は古代中国の暦に由来しているのですが、それによって日本人との実感にずれが生じているようです。〔関連記事〕実際の季節と暦上の季節はなぜズレる?日本の暦以外では四季をどう区切っているのでしょうか。欧米では慣例的に、春は春分の日から、夏は夏至から、秋は秋分の日から、冬は冬至からなので、日本の暦と1ヵ月半ずれています。日本の気象庁の区分では、春が3〜5月、夏が6〜8月、秋が9〜11月、冬が12〜2月となっています。

あなたの五感、いつから春?

昨年の2〜3月にウェザーニュースが行った連続アンケートがあります。第1弾は「立春(2月4日)の季節感」を質問しました。回答は「冬本番」が41%、「冬の終わり」が44%、「春のはじまり」が14%で、“春感”は乏しかったのです。第2弾は「雨水(2月18日)の季節感」です。「冬本番」が14%、「冬の終わり」が66%、「春のはじめ」が19%で、わずかですが“春感”が増加しました。第3弾は「啓蟄(3月5日)の季節感」です。前回調査より「春のはじめ」という回答が3倍増加して半数を超えました。そして第4弾が「春分(3月20日)の季節感」で、「春のはじめ」が76%に達しました。地域によって春の訪れは違います。それなら、暦の春は春として、あなた自身が感じる春を見つけてみてはいかがでしょうか。〔リンク〕この先の天候 長期見解〔リンク〕ウェザーニュース記事一覧