男女の仲を深めるのに欠かせない、デート。

完璧だったと思ったのに、うまくいかないときもある。私たちはそんなとき、こう考える。

―あの時の、何がいけなかったのだろうか?

あなたはその答えに、気づけるだろうか。

何度かデートを重ね、仲を深めていた裕司と美由紀 。しかし4回目のデート以降、美由紀は会ってくれなくなる。

その答えや、いかに。




裕司さんと出会ったのは、知人が開いたギャラリーのオープニングパーティーだった。

人ごみの中、どこからか視線を感じ、振り返ると背が高くスラリとした裕司さんが立っていたのだ。

私はそんな彼が気になり、知人に紹介してもらえるようお願いした。

「ゆう君、この子美由紀ちゃん。二人は出身大学が一緒じゃないかな?」

知人のナイスなアシストで、私は裕司さんと話すキッカケを得る。

「裕司さんも商学部なんですか?私もです!ゼミはどちらでした?」

偶然大学が一緒だったこともあって、その場ですぐに盛り上がった。一緒にいた男友達のことを忘れるほど夢中で話しこむ。

「彼、大丈夫?」
「全然大丈夫です。今度また飲みましょうよ!」

初対面から、私は裕司さんに強く惹かれた。逃してはいけないと思い、自分から連絡先を聞いて誘ってみる。

-先日は、どうもです。もしよければ、今後お食事でも行きませんか(^^)?

-もちろん!ご飯行こう!

こうして、私たちはデートを開始する。

しかし結局、私は数回のデートを経て、裕司さんに愛想を尽かすことになる。


パーフェクトと女性が満点をつけた初デート。そこからの転落劇とは?


A1:初回のデートは完璧。特に文句のつけどころなし


初回のデートは、最高に楽しかった。

裕司さんが予約してくれた『中目黒いぐち 上ル 麻布十番店』は少し暗めな照明が雰囲気満点で、味も良くて素敵なお店だった。




お気に入りの黒のミニワンピースを着て行ったところ、早速褒めてくれるところも裕司さんらしい。

褒められた私は裕司さんの顔が直視できないほど緊張してしまった。

しかし徐々に緊張もほぐれ、会話が弾み始める。

「美由紀ちゃん、嫌いな食べ物とかない?大丈夫?」
「実は甘い物が苦手なんです・・でも食事は何でも大丈夫です!裕司さんは?」
「実はしいたけが苦手なんだよね〜。でも出されたら我慢して食べるけど!」

“出されたら苦手な物でも食べる”という裕司さん。会話をしているうちに、彼の人間性が垣間見られる。

「裕司さんはどこ出身なんですか?」
「僕は東京出身だよ。美由紀ちゃんは?」
「私は、広島出身です。ご兄弟は?」

出身地に家族構成など。自分のことを知って欲しくて、そして相手のことを知りたくて、私たちは食事の間中話し続けた。

「裕司さんって、面白いですね。こんな楽しいデート、久しぶりかも!」

楽しいデートは、あっという間に時間が過ぎる。そして心から、この人ともう少し一緒にいたいと思う。

そんなことを考えていたら、裕司さんが真剣な顔になった。

「ところで、この前ギャラリーに一緒に来ていた男性は彼氏さん...?」

「まさか!彼はただの友達ですよ。今は誰ともお付き合いしていません。裕司さんは?」

-気にしていたんだ。

嬉しくなると同時に、裕司さんが私のことを“嫌ってはいない”ことを確信する。

「僕も今はフリーだよ。彼女欲しいなぁ、とは思っているんだけどね。」

この台詞に、私は思わず反応してしまった。
これは、期待しても良いのかしら?

「そうなんですか!?カッコイイし、優しいから絶対誰かいるかと思っていました!」

話しているうちに裕司さんの手が伸びてくる。お互いの手に触れそうで触れない微妙な距離。

付かず離れずの距離を保ちながら、デートを楽しんだ。

そして解散してすぐに、私はもう裕司さんに会いたくなり、LINEを送った。

-昨日はありがとうございました!楽し過ぎでした♪次はいつ行きますか(^^)?


初回のデートは完璧だったのに、根本的に間違っていた点とは


A2:ダラダラと引っ張りすぎ。3回くらいで結論を出して欲しい


しかし、そこから私は裕司さんの感情や思いが掴めず、物憂い気持ちを募らせることになる。

初回のデートは明らかに良い感じだったし、LINEも来る。向こうから誘いも来る。それなのに、一向に距離が縮まらないのだ。

2回目は、銀座の『ドミニク・ブシェ トーキョー』で食事を楽しみ 、その後はコンラッド東京のバー 『Twenty Eight』で夜景を見ながら飲むという、典型的なデートコースで、私たちは夜景に酔いしれた。




しかし相変わらずこの日も盛り上がったものの、外に出るとあっさり解散となった。

裕司さんも、私に好意を抱いてくれていると勝手に思っていた自分が馬鹿らしくなる。

「まぁ、まだ2回目だしな・・」

そう思っていたものの、3回目は犬に会いたいと言われ、 『ディキシー ダイナー 恵比寿』でランチデートとなった。

犬好きな裕司さんは、終始私が飼っている犬を可愛がってくれたが、“週末の犬連れデート”。

はたから見れば、私たちは完全にカップルだと思う。

しかしこの日もあっさり夕方前には解散となり、私は裕司さんが何をしたいのか益々分からなくなってきた。

-裕司さんからすると、私はただの友達なのかな・・

そんな不安が胸をかすめ始める。盛り上がっていたのは、私だけなのかもしれない。

「3回目のデートが勝負」とよく聞くけれど、いい雰囲気だったにも関わらず、3回目のデートでの進展は何もない。

そして4回目のデートで、私の推測は確信に変わった。

『HONA azabu(ホナアザブ)』でお好み焼きを楽しんでいると、急に裕司さんが真顔になった。

「僕さ、お好み焼き好きなんだよね。美由紀ちゃんは広島県出身ってことは、家でも広島焼き作ったりするの?」

「広島焼きとお好み焼きは違いますよ!(笑)」

「そっか(笑)美由紀ちゃんが家でこれを作ってくれたら最高なんだけどなぁ〜。」

この一言で、私の心はチグハグになる。

-この発言 、この人はどう言った心情で話しているのだろうか?私のこと、どう思っているの?

段々と、裕司さんに対する好意がただの不信感に変わっていく。

相手に気を持たせるようなことを平然と言い、弄んでいるのかしら。他にも、同じようなことを言っているのだろうか、と。

好きだった人ほど、一度冷めたら一気に気持ちが暴落する。

何が目的なのか分からない裕司さんに諦めと、若干の苛つきすら覚え始める。

「来週の土曜は何してる?買い物でも行かない?」
「いいですね!行きましょう。」

外に出て相変わらずサッとタクシーに乗せてくれる裕司さんに愛想笑いしながら、気持ちが冷めてきてしまったのが分かった。

これ以上一緒にいても、前には進まない。ただの時間の無駄である。

でもそれよりも何よりも、好きだったからこそ、相手にされていないと認めるのは悲しかった。

「結局、裕司さんは何がしたかったんだろう?」

手を振る裕司さんを見つめながら、私は一人タクシーの中で呟いた。

恋愛は、タイミングが命だ。

何度もデートしていて、少しでも好意を持ってくれているのなら、気持ちをはっきり伝えてほしい。女は、相手の気持ちが掴めないと不安になる生き物だから。

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デートの答えあわせ【Q】:進む男の草食化。女の方から行くべきなのか?

<これまでのデートの答えあわせ【A】>
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Vol.2:2人きりで食事に行くことの意味。女性がデートの誘いに乗った本当の理由とは?
Vol.3:待ち合わせは「駅or店」どちらが正解?女が思う、ベストな集合時間と場所とは
Vol.4:男がデート中に見ている仕草。女が良いと思っていることが、仇になる?
Vol.5 : 男が勘違いしがちな“無駄な優しさ”。メニュー選びに潜む罠
Vol.6:店選びで女が見ている点。女が男に求める気遣いと、欲する一言とは
Vol.7:女は出す“フリ”をすべきなのか?会計時に男が女に求める行動とは
Vol.8:女だって、恥ずかしい。デート中に、好きな男性にだけ見せる仕草とは
Vol.9:あゝ悲しき男の勘違い。女が仕掛けてくるボディタッチの真の意味
Vol.10:女の「こんなの初めて♡」を真に受け、踊らされる男たち
Vol.11:あなたのセーターは、大丈夫?“家庭的でいい女”を目指した女の失態
Vol.12:女のさしすせそ「さすがです、すごい♡」の真意に気づかず、惑わされる男
Vol.13:「何食べたい?」に対する正しい返答。男の戦意を喪失させる女の行動
Vol.14:見落としがちな、デート直前のマナー。日程決めの際に男が必ずすべき事とは
Vol.15:意外に単純?デート中に女が惚れた、2軒目へ移動する際の男の振る舞い
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Vol.17:デートの待ち合わせ、5分遅刻は許容範囲?男女で違う “気遣い”とは




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