「みのがさ」は岩本町〜秋葉原で4店舗を展開する店。その本店は岩本町3丁目の路地にある。昭和50年に定食・弁当店として創業。立ち食いそばを始めたのは20数年前で、現在は夜に居酒屋も営む三毛作店となっている。

 

外観は地味だがそばとつゆへのこだわりは格別

↑春菊天そば(420円)は、固めの春菊天がつゆを吸い、適度にほぐれる。そばにつゆがよく絡み、箸が止まらない

 

実はこの店、そばとつゆのグレードが極めて高い。信州・戸隠の専用畑で作付けしたそばの実を挽いたそば粉を使い、自社の工房でその日使う分だけを製麺する。打ちたてゆでたてのそばは色白で角がピッと立っており、そのコシとのどごしは驚くほど。特に、もりや冷やがけで食べると、芳醇なそばの香りがより鮮烈に感じられる。

 

つゆは、かつお節、宗田節、さば節で引いただしと、かめで2か月寝かせたかえしを合わせて作る。色は透き通った赤色で、甘さが抑えられて塩気もまろやか。さっぱりと上品な味わいは、そばとの相性も抜群だ。

 

天ぷらは揚げ置き。人気のかき揚げや春菊天、ごぼう天、にんじん天、唐揚げなどバラエティに富んでいる。

↑「なめ茸おろしそば」(470円)はなめこの甘みと大根おろしの辛味が絶妙にマッチした夏の人気メニュー

 

客はビジネスマンが主で、8割が常連。なかには開業当時からずっと通っている人もいるという。昼食時になると、そばを食べる人、弁当を買う人で店の前はごった返す。店構えは地味だが、この「みのがさ」は岩本町の堂々たる名店のひとつだ。


みのがさ本店
東京都千代田区岩本町3-10-5
営業時間:11:30〜14:00(17:30〜23:00は立ち飲み店として営業/月〜金)
定休日:土、日、祝日

 

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立ち食いそば名鑑120 首都圏編

定価:本体690円+税
発売日:2017年12月7日
発行所:(株)学研プラス