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日立アプライアンスは2月1日、メディア向けに行われた会見にて、新たな家電製品のコンセプト「ひとりひとりに寄り添い、暮らしをデザインする」を発表しました。今後は、おもわず触れたくなるような、デザイン性に優れた家電製品に注力していきます。また、多くの家電をインターネットに「コネクテッド」させていくとしました。

その第一弾として、IHクッキングヒーター「HT-L350T」シリーズと、ロボット掃除機「minimaru」の新製品「RV-EX20」、大容量冷蔵庫「真空チルド」から「R-HV」シリーズが披露されました。

○IHクッキングヒーターまでネットにつながる時代

HT-L350Tのコンロは3口で、火力は左右3.2kW、中央2.0kW。シーズヒーター式のオーブンも搭載しており、火力は上部が1.4kW、下部が1.2kWとなっています。

Bluetooth 4.2に対応し、スマホと接続可能です。日立アプライアンスによると、クッキングヒーターでインターネットに接続できるのは業界初。専用アプリでレシピを選ぶと、アプリ上に必要な食材が表示され、レシピ情報をHT-L350Tに送れます。

「なぜIHクッキングヒーターをコネクテッドさせたのか」という質問に対しては、調理で難しい火加減の微妙な調整を自動化させることで、利便性を高めるためとしました。食材をIHヒーターやオーブンにセットし、本体のスタートボタンを押すと、あとはレシピにそって、オーブンやIHヒーターの火力を自動で調整してくれます。IHヒーターは初回温度の設定、オーブンは調理中の細かい温度まで自動で調整します。アプリには300種類のレシピをそろえ、和食から洋食までお手のもの。

HT-L350Tは、システムキッチンに組み込む形で取り付けます。積算見積もり額は、トッププレートの幅が75cmの「HT-L350TWF(K)」が462,000円(税別)、60cmの「HT-L350TF(K)」が442,000円(税別)です。本体サイズはHT-L350TWF(K)がW749×H233×D564mm、HT-L350TF(K)がW599×H233×D564mm。

○ロボット掃除機「minimaru」はWi-Fi対応に

新モデルのRV-EX20は、Wi-Fiに対応。最大5台のスマートフォンと繋がり、専用のアプリを使用することで、外出先からも操作可能に。アプリから前進、右回転、左回転といった風にRV-EX20をコントロールすることもできます。アプリ上の「おこのみモード」では、壁際を重点的に掃除する「壁ぎわ重視」モードや、机やいすなどの脚周りを綺麗にする「脚周り重視」モードなどが選べます。

搭載した走行制御システム「minimaru AI」が、ごみが多い場所を検知すると、そのエリアに戻って再度掃除を行います。新モデルでは運転音を抑える「マナーコース」も追加しました。

実機のデモンストレーションを見ると、通常モードではきびきび動いていました。マナーモードにすると、動きがゆっくりになる代わりに、運転音は小さくなります。あくまで体感ですが、運転音は半分ほどに感じました。

Amazonの音声アシスタント「Alexa」にも対応。Alexa対応のスマートスピーカー「Amazon Echo」などに話しかけると、RV-EX20に異常があった場合の対処法を教えてくれる、というものです。RV-EX20に異常があると、本体前面に異常の種類が表示されます。たとえばダストケースが本体にきちんとはめ込まれていない場合、C01と表示されるので、Amazon Echoに「Alexa、C01について教えて」と話しかけると、修正方法を音声で教えてくれるのです。

RV-EX20とAmazon Alexa対応のデバイスを所有し、かつRV-EX20に状態異常があるという、現状かなり特殊パターンでしか使わない機能。より汎用性を広げるため、今後はRV-EX20を音声によって動かし、掃除をさせたり、充電台に戻らせたりできるようにしていくそうです。ちなみにGoogle AssistantやLINE Clovaなど、他社の音声アシスタント機能にも今後対応していくのか尋ねると、「検討していく」とのことでした。

RV-EX20は、推定市場価格が12万円前後(税別)。本体サイズはW250×H92×D250mm、重量は2.3kg。稼働時間は約60分で、集じん容積は0.25Lです。稼働面積は32畳まで。充電が尽きる前に、充電台まで自動で戻ってきます。

○低温・高湿度を保つ冷凍冷蔵庫「真空チルド」の新モデル

真空チルドのR-HWシリーズは、新しい冷却システム開発。冷却器とファンを2つに増やし、冷蔵室用と冷凍室・野菜室用に分けました。その結果、冷蔵室の湿度低下を抑えられるように。

従来モデルでは、冷蔵庫と冷凍庫、そして野菜室を1つの冷却器とファンによって冷やしており、冷却機の温度を低くする必要がありました。そのため、ファンが送る空気も乾燥した冷気となっていました。

今回、冷蔵室に専用の冷却器とファンを搭載し、従来モデルより冷却器の温度を高く設定できるようになりました。なので、水分を多く含んだ空気を冷蔵室に送ることができます。うるおった冷気を循環させ、冷蔵庫内の湿度を保ち、食品の乾燥を抑えるというわけです。

今まで、冷蔵庫にサラダを保存していて、「いつの間にか量が減っている! 」という怪奇現象を目撃したことがある人もいるのではないでしょうか。あの現象は野菜が乾燥して縮むことで引き起こされます。従来モデルと比べると、R-HWシリーズは冷蔵庫内の湿度が高いため、保存したサラダの湿度を維持し、量減りも抑えられるそう。これは嬉しい! ハピネス!。

また、「うるおい低温冷蔵」モードでは、専用の冷却ファンによって、冷蔵庫内全体の温度を常に約2度から4度の低温で均一に保ちます。低温で保存することで雑菌の繁殖を抑え、まとめて作った料理や、買い込んだお惣菜を長く保存できます。

本体サイズW68.5×H738×D1833mmで容量602Lを実現しています。内訳は、冷蔵室308L(うち真空チルドルーム15L)、冷凍室180L、野菜室114L。推定市場価格は37万円前後(税別)。容量520Lの「R=HW52J」も同時に発売します。こちらの推定市場価格は32万円前後(税別)となっています。

日立は2018年内に、あと3製品ほど、コネクテッド家電を発表するそう。次はどんな家電なのか、楽しみです。ちなみに家電製品のコンセプトは「日立はエコに足し算」から、「ひとりひとりに寄り添い、暮らしをデザインする」へ変わりましたが、イメージキャラクターは、引き続きアイドルグループ「嵐」が務めるそうですよ。