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今こそ再び!大人の性教育、事始め



よく海外のドラマを見ているとカップルが「よく話し合おう」「何でも話して」などと言う。正直なところ筆者は苦手だな、と思いながら観ていた。「察してくれよ……」という文化に育つとそれも仕方がない。だが、ここ最近、性の問題に関してはきちんと話し合わないとマズいと思うようにも感じ出した。

今回は美容とは直接関係ないが、ヘルスケアの一環として、そんな事例を列挙してみよう。

少子化の原因って、これ!? 妊活中男性、必見!



まず、TENGAヘルスケア(出典元:テンガヘルスケアによるオナニー国勢調査)の調査によると「腟内射精障害」の潜在数は、推計270万人に及ぶという。床などに擦りつける“床オナ”や脚をピンと緊張させた状態で自慰を行う習慣がつくと、膣内に射精ができなくなるという。

しかも若い世代に多いそうだ。これこそ少子化の一因? 自慰はかなりプライベートなことだから、同性同士でも話題になりづらい。ましてや誰かに教えてもらうなんてことはめったにないし……。

少子化といえば昨秋、ホルモンに関わるシリーズ「Dou」がアンファーから発売された。

Dou AS10 30日分

実勢価格:1万800円(アンファー)

NASAの技術を採用した『AS10』が主力商品で、過酷な状況にさらされる宇宙飛行士のためのサプリだ。薬機法の関係で詳述は難しいが、コンセプトは「ホルモンはマネジメントする時代へ!」とあるので推して知るべし。

数ある製品の中で、妊活中の男性に向けた『Dou コウノトリ for パパ』に注目している。今や不妊症に悩む夫婦は6組に1組とか。男性不妊の多くは精子を作る機能に異常がある状態で、厚労省の調査研究報告書によると「診断時の精液検査所見では約70%に精子の数または運動性の低下」が見られるという。

Dou コウノトリ for パパ 30日分

実勢価格:1万6200円(アンファー)

セックスも上手くできないし、精子の質も落ちているというダブルパンチ。たしかにこれなら少子化も納得かも。

また、女性を取り巻く環境でもショッキングなニュースが報道された。モデルのローレン・ワッサーが黄色ブドウ球菌のトキシック・ショック症候群により、右脚を切断し、さらに左脚も切断することになった。原因としては当該の菌が繁殖しやすい合成繊維のタンポンの使用が挙げられるとか。

ここの読者には男性が多いだろうが、自分に生理は関係ないと目をそらしてはいけない。もしあなたに娘がいて、こんな状況になったらどうするかと当事者意識を持って考えてみるべきではないか。

性感染症を防ぐために今できることとは?



しかし、暗い話題ばかりではない。昨年末、日本に「bda ORGANIC」というセクシュアル・アメニティが誕生した。これらはセックスの前(before)、最中(during)、その後(after)の頭文字をとったもので、性器や口腔粘膜に触れるローションなどを食品レベルの安全性を基準に作った。



bda オーガニック ジェリーローション ソフト ユズ&グリーンティ 200ml

実勢価格:2592円



bda オーガニック マウスウォッシュ ダブルミント&ビターレモン 200ml

実勢価格:2376円



bda オーガニック ケアバーム ティーツリー&シアバター 20ml

実勢価格:2700円

発売元/スパイス・アンリミテッド、製造販売元/たかくら新産業

たとえばエチケットとして性交前に歯を磨く人は多い。しかし、これ、実は危険な行為。歯ブラシで歯茎が傷つくとHIVなど性感染症罹患のリスクが高まる。だからbdaはマウスウォッシュを提案。また、最中に使うローションもグリーンティエキスを配合し、口に入っても安全な処方に。「従来のローションはのびと反発力を重視したが、五感へアプローチするため香りや質感、味にこだわった」と開発者は語る。実に4年の開発期間がかけられたそうだ。

一般に女性が年を重ねると、膣が濡れにくくなり、潤滑剤は必須。男性諸君、ご存知か?

どちらかが苦痛に感じたら、究極のコミュニケーションのセックスは成立しない。やがてそれはセックスレスに繋がる。ちなみに事後は、ティーツリー配合のバームで傷つきやすい肌トラブルのケアまでをも提唱。

正しい知識は“身”を守る。快適で安全な性生活を送る術



一方、NHKの福岡NEWS WEBでは昨年12月2日付の報道で「九州・沖縄でエイズの発症が報告されたのは75人で前の年から17人増え、過去最多。(中略)症状が出るまで感染に気づかないいわゆる『いきなりエイズ』の患者の比率も九州・沖縄では高い」とあった。

こちらは性行ありきで起こることだが、コンドームの使用などによって防げるはず。先進国の中でこんなに性感染症の意識が低い国もめずらしい。

それもこれもきちんと語ってこなかったから。冒頭に述べたようにボクらはもう少し本音で真面目にセックスや性について語り合うべきだ。そして学校が教えてくれないなら、子ども達のためにきちんと性教育をするのが大人の務め。タブー視せず、正しい知識は自分を、パートナーを、そして子ども達を守る、そんなことを考えた。

藤村岳(ふじむらがく):シェービングを中心に据えた独自の男性美容理論で、メディアへの出演や美容コンサルティングで活躍。著書に『一流の男はなぜ爪を手入れするのか?』(宝島社)などがある。

※『デジモノステーション』2018年3月号より抜粋。

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男性美容研究所 藤村岳danbiken.net

たかくら新産業

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