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胸の緊張をほぐし、せきをしずめる胸のツボ。風邪をひいたらまず風邪のツボセット。せきが出て苦しいときは、胸の緊張をほぐすように胸のツボを軽く刺激。

なかなかせきが止まらないときにも、ツボマッサージがおすすめ

せきが止まらないときは大人でもとても苦しいものです。とくに子どもの場合は見ているだけでもつらくなります。
せきの原因は風邪や喘息、気管支炎、アレルギーなどさまざまですので、まずは医療機関を受診して適切な処置を受けてください。

それでもなかなかせきが止まらなかったり、寝入りばなにせきが続いて寝つけないときは、パパやママが優しくツボマッサージをしてあげてください。
大好きなパパやママが触れることで体の力が抜け、心も落ち着きます、横になるとせきがひどくなるようなときは、子どもを抱いて上体を起こした状態で行いましょう。

乳幼児の場合、ツボは点でなくエリアととらえる

風邪をひきやすい子どもには、前回の「お腹が弱い・かぜをひきやすい…体調を崩しやすい子どものためのマッサージ」で紹介したツボ療法を普段から行うとよいでしょう。

そして風邪をひいたときは「冷えが気になる人に試してもらいたい! じんわり効くツボマッサージ」で紹介した「風邪に効くツボセット」の場所を押しもみしてみてください。

乳幼児の場合、ツボは点でなくエリアととらえ、少し指に力を入れてさするようにするとよいでしょう。子どもの様子を見ながら「嫌がらない」「気持ちよさそう」な反応を確かめつつ行いましょう。

せきが出るときは、胸の緊張をほぐすようにツボを刺激

風邪や喘息でせきが出て苦しいときは、胸の緊張をほぐすことが大切です。胸を開くように軽くさすったり、「ここをトントンするとせきが治るよ」などと声をかけながら、次のツボを刺激してみてください。

天突はのどの緊張を取りせきをしずめるツボです。ここをのどに向かって押したら苦しいので、胸骨に指をひっかけるようにして、足のほうに向かって軽く押して刺激します。

中府は腕のつけ根と肋骨の間にあるツボで、せきをしずめ息苦しさを和らげます。せきが出るときは胸を開くようにすると楽になります。手根(手のひらの手首に近いところ)で中府を軽く指圧すると胸が開き、またツボを広くとらえることができてよいでしょう。

檀中(だんちゅう)はせきが止まらないときに効くツボで、心の疲れを癒し胸の緊張をほぐします。トントンと軽く刺激してもよいですし、指の腹や手のひらで軽くさすると胸の力が抜け、緊張がほぐれます。

症状の原因がさまざまかつ複合的なときの症状改善にツボ療法を

ツボ療法は、薬を使うほどでもない「未病」(まだ病気とまでは言えないが不快な症状がある状態)や、薬を使って治療してもなかなか症状が引かないときなどの、あと一押しの状況改善に効果を発揮します。

病気や症状の原因が「体質」「ウイルス感染」「体力の低下」「ストレス」「気温」「湿度」「加齢」「体の未熟」「太りすぎ」「やせすぎ」「働きすぎ」などさまざまかつ複合的であるとき、すぐに原因を取り除くことができないときなど、症状改善に副作用のないツボ療法をぜひお試しください。

※この記事は2015年10月に配信された記事です