エメラルドグリーンの輝きから、青川とも呼ばれる

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「一度は見たい」、そんな景色が日本にはある。だからと言って、うんと遠くまで足を延ばさずともそれは実は近くに隠れているものだ。岐阜の秘境に、限りなく透明なブルーが美しい絶景がある。

【写真を見る】写真を撮るならぜひここで!森林浴を楽しみながら撮影ができる

■ エメラルドグリーンが映える渓谷美

岐阜県中津川市を流れる付知川の源流に位置する渓谷、付知峡。御嶽山の南麓の雪解け水が流れ込む付知川は、その澄み切った清流から「青川」の別名を持っている。

見る場所や天気によってエメラルドグリーンやターコイズブルーに変わる川は、つい見とれてしまう美しさだ。ここには手付かずの自然の風景が残り、春には山々を彩るシャクナゲ、ツツジ、ヤマブキが咲き競う。夏には川遊びや魚釣りをして楽しむ人々の姿もあり、バーべキュー施設やキャンプ場もにぎわいを見せる。付知峡は紅葉の美しさから「飛騨・美濃紅葉33選」にも選定されており、秋にも訪れたい場所だ。

春から秋まで季節ごとにさまざまな顔を見せてくれる付知峡。ぜひその渓谷美を堪能してほしい。

【写真はここから撮ろう】

付知峡の絶景を撮るなら、不動公園のつり橋がおすすめ。眼下に広がるエメラルドグリーンの川と、山を彩る木々のコントラストに思わずため息が出てしまう。

【絶景データ】ベストシーズン:4〜11月/ベストタイム:9:00〜14:00ごろ  (東海ウォーカー・利川果奈子)