トランプが激怒したジェイ・Zの「幸せの価値」発言

写真拡大

ジェイ・Zは、CNN『ヴァン・ジョーンズ・ショー』に出演し、ドナルド・トランプや♯MeTooムーヴメントについて語った。ドナルド・トランプの逆鱗に触れた、ジェイ・Zの発言とは?

ジェイ・ZがCNN『ヴァン・ジョーンズ・ショー』の初回エピソードにゲスト出演し、ドナルド・トランプや♯MeTooムーヴメント等について語った。翌日の朝、ドナルド・トランプはその内容について怒りのツイートを発した。

トランプ政権下でアフリカ系アメリカ人の失業率が低下している事実を受け、ジョーンズはジェイ・Zに、民主党が長く掲げてきた目標が達成されつつあると思うかと尋ねた。

「本当に大切なのは経済的なことじゃない。幸せの価値は金で決まるんじゃない、そのことがまったく理解されていない」とジェイ・Zは語った。「必要とされているのは、人を人らしく扱う姿勢だ。その欠落こそが、現状のあらゆる問題の根底にある。どんなに多くの金を受け取っても、人間らしく扱ってもらえないんじゃ幸せになれるはずがないんだよ」

国家斉唱ボイコットの意味を履き違えたときと同様に、トランプ大統領はジェイ・Zのこの発言の真意を誤解し、放送翌日の朝に怒りのツイートを発した。「誰かジェイ・Zに教えてやってくれ。私の政策のおかげで、黒人の失業率は過去最低を記録したってことをな!」

その後ヴァン・ジョーンズは、ツイッター上でこう応戦した。「誰かトランプ大統領に教えてやってくれ。番組内で私がジェイ・Zに尋ねたのは、黒人の失業率低下を実現させた政権に対する評価だということを。昨夜の♯VanJonesShowでの彼の答えは、説得力に満ちていた」

トランプ大統領の「肥溜めのような国々」という発言について意見を求められたジェイ・Zは、「失望し、傷付いた」と答えた。「怒りを覚えない人間なんていない。そして怒りはいつだって、心に傷を残すんだ。その国に住んでいるすべての人々を見下し、誤解を生むような発言は不当だ。その国々には素晴らしい人々が暮らし、素晴らしい文化があるに違いないんだ。言論の自由をうたう国家の大統領として、あるまじき発言だと思う」。そう話したジェイ・Zは、大統領の振る舞いをロサンゼルス・クリッパーズの元オーナー、ドナルド・スターリングになぞらえた。「トランプ家の歴史の中で、彼がそういう考えを持つようになるきっかけがあったんだろう。今の彼は何かに囚われてしまっているように思える」

また♯MeTooムーヴメントについて、番組内でジェイ・Zはこう語った。「女性たちが職場で日常的にセクハラ被害に遭っていると聞けば、多くの人はそんな仕事は辞めるべきだとか、もっといいい職場があるはずだとか言うだろう。でも彼女たちは、このアメリカで生きていかなきゃいけない。彼女たちがこの国で安心して働けるようになるには、社会に根付いている悪しき習慣を根底から正さなくてはならないんだ」