食べたい部位を食べたいだけ、自分のペースで食べられるひとり焼肉。今、その魅力に引き寄せられて、単身で肉を焼く客が急増中! 東京都内のひとり焼肉の秀逸店を3店舗紹介します。ひとり焼肉指南も!

ひとり焼肉の秀逸店を紹介します。

ひとり焼肉 美そ乃 池袋

カウンターで堪能する
黒毛和牛の55の旨さ

 カウンターのみで気軽に入りやすいことに加え、肉がひと切れからリーズナブルに楽しめるとあって(最安はガツ30円!)、連日ひとり客で賑わう。その肉もA5の黒毛和牛の精肉55部位、ホルモン26種の中から日替わりで常時約20種ほどのメニューが揃うという豊富さなのだ。他にはない希少部位を目当てに、全メニュー制覇を目指してと、足繁く通う客が多いのも納得。

出典: https://matomeshi.jp/articles/2546

お任せ盛り合わせ2160円※完全日替わり品
希望金額に応じた盛り合わせも注文可。左上から時計回りで、三角バラ、カタコブ、タン元、ミスジ、ザブトン、シンシン、ランボソ、シキンボ

A5黒毛和牛牛スジ煮込み 313円
とろとろのスジは、牛ダシと塩のみのシンプルな味付けなので、脂の美味しさが前面に出ている

[その他のメニュー]マルチョウ162円、ハラミ324円、ネギタン塩378円、リブゲタA5 302円、マルカワA5 302円、特上サーロイン648円、シャトーブリアン648円、野菜単品237円、もやしナムル216円、スープセット454円など

[住所]東京都豊島区西池袋1-18-1 五光ビル 1F [TEL]03-5927-8830 [営業時間]15時〜翌3時半(3時15分LO)、土・日・祝11時半〜翌3時半(3時15分LO) ※ランチタイム有 [休日]無休 [交通アクセス]JR山手線など池袋駅西口から徒歩2分

石焼焼肉 寿苑 西大島

最高の焼き加減の肉を
自家製のタレで堪能!

 自分で焼くのが焼肉店のセオリーだが、同店のカウンター席は別。店長の臼井さんがひと切れずつ焼いて供してくれるのだ。石鍋を使った絶妙の焼き加減で自家製のタレが揉み込まれた味は、肉の味が引き立ち「旨い!」。最初はその味を目当てにひとりで通うも、すぐに他の客と仲良くなり、やがてテーブル席へと移っていくという、下町の店らしさも魅力だ。

美味しいところを色々食べれるコース3240円
焼肉は右から、カルビ、和牛三秒炙ロース、ハラミ。厚みがあるのに柔らかなタン元。左奥のミックスホルモンはコブクロ、テッポウ、ハツが計150g。ピリ旨のミソダレはご飯もお酒も進む味わい。コースはひとりでも注文可能なのがうれしい。女性専用の2160円コースもある

[住所]東京都江東区大島1-30-15 [TEL]03-5626-4129 [営業時間]17時〜24時(23時LO)※ランチタイムは予約のみ [休日]日 [交通アクセス]都営新宿線西大島駅A1出口から徒歩1分

焼肉どん2 新宿歌舞伎町店

朝9時までの営業なので
いつでも焼肉タイムを満喫可能

20名ほど座れるようなカウンターは広々としていて、ひとりでも贅沢な気持ちになれる。たっぷりのボリュームとしっかりとサシの入った肉質が自慢だ。

出典: https://matomeshi.jp/articles/2549

焼肉盛り(200g) 2138円
写真の盛り合わせは、右からタン、ハラミ、カルビ、ロース。ハーフサイズが充実しているのもうれしい。

[住所]東京都新宿区歌舞伎町1-23-13 下村ビル 1F [TEL]03-5155-3580 [営業時間]17時〜翌9時(8時半LO) [休日]無休 [交通アクセス]JR山手線など新宿駅西口から徒歩7分

一人焼肉指南

ひとり焼肉におけるその行動理由への考察

 人はなぜひとり焼肉などという、ある意味暴挙を行うのだろうか?

 単純に“肉が喰いたい”という生きとし生けるものとしての原始思考であろうが、深く考えると、この思考が最初にくるところに“ひとり焼肉”の難しさがある。「焼肉なら友達と行けばいいじゃん」

 そう自問自答してしまうのである。「自分には一緒に焼肉を楽しめる友達もいないのか?」

 続けてこんな自己批判も脳裏に生まれだす。そうなったらもうお終いだ! !

 いざ焼肉店にいっても、自分の心に響いてくのは、哀しい男(女でもいいが)のブルースのみ。燃えるロースターの炎が侘しさつのらせ、肉の煙が目に染みる。

 そこで思考をチェンジする。“肉が食べたい”のではなく、「今日はひとりで食事がしたいのだ!」

 そういう思考がまず第一だと自分に言い聞かせる。そして第2段階でこう思え。「まあ食べるのは焼肉にでもしとくか」

 そういう理由を、ウソでもいいから自分に言い聞かせる。それだけで、ひとり焼肉に立ち向かう気分が変わってくる。

○指南一、ひとり焼肉は“とにかくひとりで食事がしたく、たまたま選んだジャンルが焼肉!”という精神状態で挑め。

ひとり焼肉入店前の危険な罠への対論

 店のセレクトも大事である。

 まず初めては、ひとり客向けに最近流行っている“立ち食い焼肉”に行くのが精神的負担も少ない。

 しかし、いつか芽生える“座ってひとりで肉を焼きたい願望”。ここでありがたいのはカウンター席の存在だ。

 テーブルに座らされ、その両隣が大盛り上がりのグループだったら、そりゃあ身につまされる。ひとり焼肉はカウンターのある店に行くに限る。

○指南二、ひとり焼肉は、慎重なる店選びのうえ実行する。

 人気店や高級店では、予約が必ず必要になるが、数日前からの予約は避けたい。

 ひとり焼肉は、焼肉を喰いたいがひとりなのではなく、ひとりで食事をしたいのがたまたまた焼肉だったのだ。となると、数日前から焼肉を食べる計画を立てることなどありえない。突然思いついたかのように、入店する時間の少し前に、入店可否の確認電話をするのが自然だ。

 入店OKだった時は、電話の最後に「よろしく」ではなく「シクヨロ」というくらいの軽さも重要だ。

○指南三、予約電話は、入店直前に入店可否の電話を軽いノリで入れる。

ひとり焼肉実践の挙動における構想

焼肉店にいざ入る。甘いカップルなぞは尻目に、クールに案内された席に座る。

 座っても背筋は伸ばし胸を張れ! 猫背でチマチマ喰っていると、見た目からしてモテない男の肉漁りでしかないが、堂々と構えていればいるほど、グループ客もカップルも“あの人、クールね…”と、羨望の眼差しでアナタを見るだろう。

 そう! !

 例えばゴルゴ13も焼肉を食べる時はあるはずだが、絶対にひとりで食べているに違いない。ゴルゴの焼肉をイメージして行動するのだ! !

○指南四、常に心には、さいとうたかを先生を!

 オーダーはなんといっても小量ずつ様様な肉が盛られた盛り合わせ。ひとりでも色々な種類が食べられてありがたいが、まぁ好きなものを好きに頼めばいい。

 なにしろコッチはひとりなのだ! 気を遣う先輩も、イイとこ見せたい異性もいない。裸の野性のままの欲望に沿って注文すればいい。

 それがひとり焼肉の悦楽だ。そしてひとり焼肉にはもうひとつの悦楽がある。

 どう焼こうが自由だという悦楽だ! !

 よくある、肉を1枚返したら次の肉を焼き始める律儀方式もいいが、全皿を一挙に網にぶちまける無軌道スタイルも一度やってみたいところじゃないか!

 だってそれがひとり焼肉なんだから。

○指南五・オーダーも焼き方も、肉も心はトランプ大統領。