顔エクササイズの効果は「気のせい」ではなかった(画像はイメージ)

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中年女性が定期的に顔のエクササイズを行うことで、引き締まった若々しい印象を与える外観になることが確認されたと、米ノースウェスタン大学の研究者らが発表した。

研究者らは、顔エクササイズが老化による見た目の変化を改善する可能性を示す、最初のエビデンスになるとしている。

顔は老化によって皮膚が弾力を失い、筋肉と皮膚の間に存在する脂肪の層が薄く萎縮していくため、皮膚が滑り落ちる状態となってしまい、顔の表面が全体として下垂していく。しかし、筋肉を鍛えることで脂肪の減少と皮膚の弛緩の影響を抑え、顔の形を維持することができるとされている。

ノースウェスタン大学のムラード・アラム教授らは顔面を動かす顔エクササイズによって筋肉が鍛えられ、本当に顔の下垂を抑制することが可能かを検証するため、実験を行った。

その内容は40〜65歳までの女性27人を対象に、インストラクターが32種類の顔エクササイズ法を指導し、自宅で実施してもらうというもの。最初の8週間は毎日30分、9〜20週は1日おきに30分のエクササイズに取り組ませている。

その後、研究の意図や内容を知らされていない皮膚科医2人に参加者の運動前と運動後の写真を比較してもらい、顔面の老化を測定する指標「Merz-Carruthers Facial Aging Photoscales」によって評価を行った。

すると、運動前の平均外見年齢は「50.8歳」だったのに対し、エクササイズ開始から8週目は「49.6歳」、20週目には「48.1歳」となった。

アラム教授らは被験者の規模が小さく人種も限定的なため、今回の結果がすべての中年女性に当てはまるかは不明としつつ、「20週間で外観を3年弱若返らせることができる可能性が示されたことに満足している」とコメント。今後さらに研究規模を拡大し、検証する予定だという。

発表は2018年1月3日、米国医師会雑誌「JAMA Dermatology」オンライン版に掲載された。

参考論文
Association of Facial Exercise With the Appearance of Aging.
PMID: 29299598 DOI: 10.1001/jamadermatol.2017.5142

医師・専門家が監修「Aging Style」