ソフトバンク版iPhoneでも、SIMロック解除なしで格安SIMを使う方法

写真拡大 (全3枚)

スマートフォンの普及により、一人で複数のスマートフォンを使う人も珍しくなくなりました。複数のスマートフォン利用の増加に合わせて、格安SIMや格安スマホの利用者も増えています。

格安SIMは、大手通信会社と比較して月額費用を安くおさえて使用できるため、特に通信料金を節約したいユーザーには人気があります。
この格安SIMは、基本的にはSIMフリースマートフォンで利用するケースが想定されているサービスです。

しかし一部の大手通信会社のスマートフォンでも、格安SIMをそのまま利用することが可能になっています。

格安SIMのニーズで高いのが、iPhoneです。
iPhoneは、大手通信会社から、購入時にSIMロックがかかっているモデルが発売されています。

このSIMロックは、購入後、一定条件を満たせば解除は可能になっています。
ただし、SIMロック解除に対応しているのは、2015年5月以降に発売されたiPhoneであるため、iPhone 6s/6s Plus以降のモデルとなります。
これらのiPhoneでは、SIMロックを解除することで、格安SIMの利用が可能となります。

ただし、
・iPhone 6/6 Plus以前のiPhone
・新規で購入してSIMロックがかかった状態のiPhone
でも、そのままで格安SIMを利用する方法はあります。

例えば、ドコモ版のiPhoneに関しては、
ドコモの回線を利用している格安SIMや、auの回線を利用している格安SIMが利用可能です。

ソフトバンクに関しては、2017年2月までは、ソフトバンク回線を利用したMVNOサービスがなかったため、ソフトバンクのSIMロックかかったiPhoneを格安SIMで利用する方法がありませんでした。

しかし、2017年3月からソフトバンクの回線を利用した格安SIMが日本通信より登場していますので、ソフトバンク版iPhone(iPhone 5以降)でも。格安SIMが利用できるようになりました。
ソフトバンク版iPhoneを使い続けており、SIMロックのかかった古いモデルを所有しているユーザーにも、格安SIMが使える道ができたのです。

今回紹介する日本通信のb-mobile Sは、「b-mobile S 990 JUST FIT SIM」です。
月額990円で通話とデータ通信(1GBまで)が利用できるリーズナブルなSIMとなっています。

「b-mobile S 990 JUST FIT SIM」
http://www.bmobile.ne.jp/sb/index_voice.html

ソフトバンクのSIMロックのかかったiPhoneで利用ができますが、今回はソフトバンク版iPhone Xにて利用をしてみました。


iPhone Xと「b-mobile S 990 JUST FIT SIM」のSIMカード



SIMを差し替えるとアクティベーションが開始されて利用ができました


利用方法は、b-mobile S用の構成プロファイルをインストールすることで通信が可能になります。Wi-Fiに接続して、b-mobile S用の構成プロファイルをインストールします



構成プロファイルのインストール画面


構成プロファイルのインストール後は、通信の利用が可能になりました。特にソフトバンク版SIMを利用しているときと、変わらずに利用ができます。通話料や通信量の違いはありますが、ユーザーが運用することで月額料金を大きく抑えることができます。

ソフトバンク版iPhoneを所有しているユーザーには、格安SIMは馴染みがないかもしれませんが、iPhone 5以降ならば、b-mobile Sが利用できますので、再利用してみてはいかがでしょうか。格安で運用する予備端末として活用できます。


伊藤浩一