by DennisM2

Samsungが2017年第4四半期の決算報告を行い、過去25年間半導体メーカーとして世界最大の年間売上を誇ってきたIntelを初めて上回ったことが明らかになりました。

Samsung Electronics Announces Fourth Quarter and FY 2017 Results - Samsung Global Newsroom

https://news.samsung.com/global/samsung-electronics-announces-fourth-quarter-and-fy-2017-results



Samsung surpasses Intel as world's biggest chipmaker for the first time

https://www.cnbc.com/2018/01/31/samsung-surpasses-intel-as-worlds-biggest-chipmaker-for-the-first-time.html

決算報告によると、2017年のSamsung半導体部門の総売上高は698億ドル(約7兆6000億円)を記録し、Intelの627億ドル(約6兆8000億円)を上回りました。BloombergによるとIntelは1992年から半導体メーカーとして最も高い売上高を記録してきた企業であり、この記録が25年目の2017年についに破られることとなりました。

Samsungの好調な業績を支えているのは「半導体メモリ需要の伸び」および「DRAMやNANDメモリの供給不足とそれに伴う値上り」です。Samsungは半導体メモリ需要を支える中で、業績を伸ばしてきたというわけ。それに加えて、これまで世界最大の半導体メーカーだったIntelとSamsungは、半導体事業の全ての面で競合しているわけではないという点も、業績を大きく伸ばせた一因となっています。

Intelの半導体メーカーとしての強みはデスクトップコンピューターやノートPC向けに設計されたプロセッサです。それに対して、Samsungはデータセンター用のサーバーからスマートフォン向けまで、さまざまなデバイスに適した半導体を製造しています。なお、半導体部門は2017年に大幅に収益を伸ばしており、現在ではSamsungの上げる利益の3分の2以上を半導体部門が占めているそうです。

なお、Samsungの今後の半導体事業の方針としては、自動運転カーなどの分野に参入することを明かしています。他にも、仮想通貨マイニング用のASICハードウェアの製造を開始したことも報じられています。

ただし、一部のアナリストは「Samsungの好調な業績が続くことはない」と警告しています。また、IT分野の調査やコンサルティングを行うGartnerのアンドリュー・ノーウッド氏は「半導体メモリの価格は2018年に下がるだろう」と語っています。